｢六甲颪｣に"Wings of Freedom."

2007.03.31 Saturday

艱難辛苦を乗り越えて( 笑)・・

今日は激動の一日だ。昨日ブログで書いた通り、六時に起き、出勤し、七時半に会社に着いた。早速仕事を始めてしばらくすると上司が出勤してきた。どうです？僕、仕事やってるでしょ？と、目でさり気なくアピール(笑)!正直しんどかったが、何とか予定の十時までに終わらせることが出来た。泣きそうな顔で、後はよろしくお願いしますといったら、諦めたのか、渋々了承してくれた。休日出勤ということもあり、事務所でまったりしている人間もいたが、それを無視し、タイムカードを押し、あわてて着替える。その時、ラッキーなことに、営業所の中で一番うるさいことを言う所長が出掛けていった。これで何とかなると確信した。この隙に帰ろうと、同僚の刺すような視線を浴びながら会社を飛び出し、モノレールに飛び乗った。うちの会社は東京モノレールの駅近くにあるのが不幸中の幸いだった。そして何とか予定の飛行機に乗って大阪にやってきた！ホテルをチェックインし、荷物を預け、昼食を食べ、京セラドームへ向かった。そして待ちに待った半年ぶりのプロ野
球！！運営上は色々問題があるということは今まで散々書いたが、こうして新しいシーズンが始まり、選手たちの溌剌としたプレーを見ると、自然に頬が緩み、野球は最高だと改めて思う。試合も、広島に先制されながらも、金本の一振りで逆転し、その後同点に追い付かれるも、七回に押し出しで追加点を取り、その虎の子の一点を自慢のJFKリレーで守り切り、今シーズン初勝利！今日は色々大変だったが、この勝利でそれまでの苦労が全部吹っ飛んだ！打線が低調なことなど、不安要素はあるが、とりあえず開幕を飾った試合を見られて良かった！わざわざ来た甲斐があったというものだ。とりあえず行きつけの焼肉屋で祝勝会といこう！そして明日も勝って、笑顔で戻れればいいと思う、白い目の会社の人間が待っている東京へ・・。やっぱり阪神ファンは'わかっちゃいるけどやめられねえ'よなあ！

2007.03.30 Friday

球春到来!!

セ・リーグが今日開幕した。初戦を白星スタートで飾ったのは巨人、広島、そして中日だった。我がタイガースは・・広島にやられた・・。下柳も悪くなかったのだが、黒田をはじめとする広島投手陣がよかったのか、それとも阪神打線が悪かったのか、スポーツニュースを見ていないのでよくわからないが、開幕黒星という事実だけが残った。阪神はどうも開幕戦は分が悪いような気がする。ただ不思議なもので、サッカーでもそうなのだが、負けは負けでがっかりなのだが、自分が観戦に行く前日の敗戦というのはそんなに気分は悪くない、いや、むしろ負けてくれたほうが気が楽だったりする。｢まさか連敗はするまい!!｣という、何の根拠もない｢自信｣を持ってたりするのだ(笑)。実際、金曜に負けた後、土曜に観戦に行くと、あまり負けた記憶がないのだ。ましてや京セラドームは相性がいいのでなおさらだ。明日もきっとそうだろうと、変な自信が芽生えている、ふっふっふ・・。
いよいよ明日から半年振りに｢トラキチ｣に戻る。手始めに大阪に向かうのだが、これが一筋縄ではいかないのだ。急に仕事が入り、休日出勤することになってしまった(泣)。上司は予定をキャンセルしてほしかったみたいだが、飛行機代、ホテル代、チケット代とすべて払い込んだ後なので、こちらも後には引けない。散々説教された挙句、飛行機が出るまでに仕事を終わらせなければならなくなった・・。というわけで明日は6時起き!7時過ぎには会社にいなければならない。果たして僕は無事大阪にたどり着けるのか、それとも・・。
すべては明日のブログで明らかに。こうご期待!(どんな予告!?)さて、荷物まとめて早く寝よう・・。

2007.03.29 Thursday

イムジン河

僕の好きな映画に｢パッチギ!!｣という作品がある。ご覧になった方もいるかもしれないが、在日朝鮮人と日本人の青春物語で、その強烈でありながら、あくまでも｢ピュア｣な彼らを見ていて涙した・・。その映画の第2弾、｢パッチギ!LOVE&PEACE｣が5/19に公開される。今度はどんな青春模様が描かれるのか、非常に楽しみだ。その映画で流れているのが｢イムジン河｣という曲だ。昔の曲で、しかも長い間｢封印｣されていた曲なので、知る人ぞ知る曲なのだ。

｢イムジン河｣は、朝鮮民主主義人民共和国の曲。高宗漢（コ・ジョンハン）作曲、朴世泳（パク・セヨン）作詞。原題は『臨津江』（リムジン江）。南北朝鮮の軍事境界線を流れる川であることから、南北分断の悲劇を象徴した歌になっている。歌詞はこういうものだ。ここではいくつかある日本語詞の中でも一番有名な｢ザ・フォーククルセダース｣のものを紹介しよう。(訳詞　松山猛)

イムジン河水きよく　とうとうとながる
みずどり自由に　むらがりとびかうよ
我が祖国南の地　おもいははるか
イムジン河　水きよく　とうとうとながる

北の大地から南の空へ
飛びゆく鳥よ　自由の使者よ
誰が祖国を二つに分けてしまったの
誰が祖国を分けてしまったの

イムジン河　空遠く　虹よかかっておくれ
河よ　思いを伝えておくれ
ふるさとをいつまでも忘れはしない
イムジン河水きよく　とうとうとながる
｢北｣の人間が｢南｣への望郷を歌ったこの歌だが、突然発売中止になる。
この曲はもともと朝鮮民主主義人民共和国では有名な曲で、松山やメンバーらの考えていたような民謡ではなく、高宗漢の作曲、朴世泳の作詞によるものであった。オリジナルでは主人公は、臨津江を渡って南に飛んでゆく鳥を見ながら、一番では臨津江の流れに対し、なぜ南の故郷へ帰れないのかを嘆き、二番では臨津江の流れに対し、荒れ果てた「南」の地へ花の咲く「北」の様子を伝えてほしいと思いを託す内容である。松山の歌詞では、北の幸せさに対し南を哀れむもともとの二番の歌詞は、分断に対する疑問を訴える歌詞に変わっており、まったく違う物となっている。松山の歌詞には、オリジナルにはない三番がある。

東芝音楽工業に対し朝鮮総連は、これが朝鮮民主主義人民共和国の歌であることと作詞作曲者名を明記すること、原詩に忠実に訳すことを求めていた。後者に関しては、洋楽の日本語訳詞でも原詩と完全に一致する訳で無い物も多かったためあまり問題ではなかったものの、レコード会社は国交のない朝鮮民主主義人民共和国の名を出すことを躊躇し、大韓民国も朝鮮民主主義人民共和国の曲が日本国内でヒットすることを望まなかったためレコード会社に圧力をかけ、結果発売自粛となったようである。(wikipedia)
　つまり、｢政治的配慮｣というものですな。｢触らぬ神にたたりなし｣今以上に北朝鮮は日本にとって｢はるかに遠い国｣だったので、仕方が無いと言ってしまえばそれまでか。そして｢イムジン河｣は、歴史の闇に葬り去られたのだった・・。ちなみに、発売自粛となったこの曲の代わりにザ・フォーク・クルセダーズが2枚目のシングルとして発売された曲が『悲しくてやりきれない』であり、｢イムジン河｣が発売中止になったことに対しての｢抗議｣だったという説もある。
　僕は去年、板門店(パンムンジョム)に行ったことがある。今まで経験したことのない緊張感の中、そこに北朝鮮は｢手の届く距離｣にあった。そこから少し離れたところに展望台があり、そこからは肉眼ではっきり北朝鮮が見え、その手前を流れる川が｢イムジン河｣だった。そんな光景を見ながら思わず｢イムジン河｣を口ずさんだ・・。
この河から｢南北分断の象徴｣というキャッチフレーズが外れ、鳥や動物だけでなく、人が自由に往来できる日は来るのだろうか・・。｢イムジン河｣を聞きながらそんなことを考えていた・・。

2007.03.28 Wednesday

"無責任一代男"よ、永遠なれ!!

戦後の高度成長期を代表するコメディアンでクレージーキャッツのメンバー、植木等（うえき・ひとし）さん＝本名同じ＝が２７日午前１０時４１分、呼吸不全のため都内の病院で死去した。８０歳。三重県出身。本人の遺言により、近親者のみの密葬にし、来月初めにも「お別れの会」が執り行われる。肺気腫を患いながら仕事を続けてきたが、昨年、盟友の宮川泰（享年７５）、青島幸男（享年７４）の両氏を相次いで亡くし、憔悴（しょうすい）していたという。
　今月１日に「クレージーキャッツ」に参加してちょうど５０年を迎えた中、日本中にたくさんの笑いを届けてくれた植木さんが、静かに逝った。
　所属する渡辺プロダクションによると、今月中旬に患っていた肺気腫が悪化。しばらくして意識が混濁し、２７日午前、入院先の病院で登美子夫人と愛娘３人にみとられて亡くなった。　(スポーツニッポン)

｢昭和は遠くなりにけりか・・。｣訃報を聞いたとき、そう思った。
僕は70年代生まれなので、｢クレージーキャッツ｣の全盛期をオンタイムで知ることはなかった。だから、植木等さんにせよ、ハナ肇さんにせよ、俳優というイメージが強く、彼らが僕が生まれる前、お笑いグループだったことを知ったのはだいぶ後になってからのことだった。僕が植木さんをはじめて知ったのは、長淵剛の主演ドラマ｢親子ゲーム｣で巡査役で出演していたときだ。｢陽気なおっさんだなあ｣というのが第一印象だった。その後、いろんなドラマで見るようになり、｢植木等＝俳優｣というイメージが定着していた。しかし、今から約15年前、僕が就職活動をしていた頃、１枚のCDをレコード屋で見つけた。｢スーダラ伝説｣というものだった。ジャケットには植木さん。何とはなしに買ってしまった。家に帰って早速CDを聞くと、｢スーダラ節｣、｢無責任一代男｣、｢ドント節｣、｢黙って俺についてこい｣等など・・まさに｢植木ワールド｣だった。どの歌も底抜けに明るく、聞く者に元気と勇気をくれるものばかりだった。僕は高度経済成長期の後に生まれたが、｢きっとその当時の日本人って、こういう曲を聞いて、猛烈に働いていたのかなあ。｣なんて想像していた。特に心に残るフレーズといえば、やはり｢スーダラ節｣の｢わかっちゃいるけどやめられねえ」だ。一見｢お気楽｣なフレーズだが、よく考えると結構奥が深い。言ってみれば人間の｢業｣を表してるようなものだ。飲みすぎ、食べ過ぎ、タバコの吸いすぎ、無駄遣いなど、｢罪にならない悪｣・・、心当たりのない人はいないだろう。ただ、｢わかっちゃいるけどやめられねえ」から、人生楽しいと思うし、｢わかっちゃいるけどやめられねえ」から、人間なんだと思う。｢無駄のない人生｣なんてさぞかし味気なく、つまらないものだろう。この曲を作った青島幸男、そしてそれをさらっと歌ってしまう植木等ってまさに天才だと思った。就職活動で大変だった僕だが、このCDには救われた。皆さんもCDレンタルしてみてはいかがだろうか・・。
｢昭和の象徴｣がまた一人逝った・・。平成になってからあまりいいことのないこの国だが、植木さんのような底抜けな明るさがあれば、｢そのうち何とかなるだろう!｣と思っているのは僕だけだろうか・・?　　合掌

2007.03.28 Wednesday

桜の花咲く頃・・

もうすぐ４月。出会いと別れの季節である。この時期、日本人の心の中に浮かんでくる花がある。いうまでもない｢桜｣だ。日本の津々浦々、何百、何千、何万種という花があるが、毎年毎年、いつ咲き、いつ散るかとその動向が日本中から注目される花は桜以外ないだろう。先日も気象庁のコンピューターの入力ミスで桜の開花予測が例年より早まったことをめぐる｢ドタバタ劇｣はいかにも日本ならではで、世界から見るとどう映るのか気になるところだ(笑)。
　去年台湾に行ったとき、総統府(日本で言う首相官邸か？)に行った。その時、案内してくれた、日本語の上手なガイドのおじいさんと｢台湾の国花は梅なんですよ、ご存知でしたか?｣と聞かれて「へえ、そうなんですかあ!知らなかったなあ。｣なんて会話をしていたのだが、ふと、｢日本の国花はなんですか?｣と聞かれて、一瞬答えに困った。ここまで書けば僕が迷った理由がわかる方もおられるかもしれないが、これが｢日本を象徴する花はなんですか？｣と聞かれれば迷いもなく｢桜、チェリー・ブラッサムですよ。｣と答えられるが、｢国花｣と聞かれると、桜だけでなく、｢菊｣もあるのだ。菊は言わずと知れた皇族の紋章である。海外的にはこちらと答えたほうがいいのか、迷った挙句僕が答えたのは、｢国の花は菊ですが、心の花は桜です。｣というものだった。おじいさんは｢へえ・・。｣と、生返事をして、それ以上その話はしなかった。果たして納得してくれたのだろうか・・。果たしてどちらが｢国花｣なのか、インターネットで調べたら・・なあんだ！どっちも｢国花｣じゃんか！どっちでもよかったのね・・。競馬のG1でも｢菊花賞｣も｢桜花賞｣もあるもんねえ(笑)・・。
　桜の花を見ると、どうしても思い出してしまうことがある。横浜には桜の名所はたくさんある。三渓園や三ッ池公園、大岡川沿いの桜並木も有名だ。そんな数ある名所の中で、僕が真っ先に思い浮かべるのが野毛山公園の桜だ。ところが、そこで思い出すのは辛い思い出だった。それはまだ僕が中学生だった頃、近所にある清掃業者のアルバイトで、花見の時期に野毛山公園に行った。そこでの仕事は、園内のゴミ箱を片っ端からゴミ回収するものだった。広い園内にある何十個ものゴミ箱を手分けして回るのだが、小１時間でようやく全部のゴミ回収が終わって一息ついてたら、最初に回収したゴミ箱が既にもとのゴミだらけ!!あの時は言葉がなかった・・。そんなこんなで朝から夕方までずっとゴミ回収をしていた・・。それを経験して以来、あまり花見に行かなくなった(笑)・・。皆さんの住んでるところの桜はいかがだろうか?横浜はもう少し時間がかかるようだ。お花見を楽しむのはいいけど、節度を守っていいお酒を飲みましょう、と標語じみたことを書いて今日は締めよう。

2007.03.26 Monday

ああ、朝青龍

今日の記事は｢レア物｣だ。たぶん、これをテーマにブログを書くのは最初で最後だと思うので、是非ご一読を(笑)・・。まずはこの記事を読んで欲しい。

白鵬はたいて朝青龍下しＶ／春場所
大関白鵬（２２＝宮城野）が５場所ぶり２度目の優勝を飾った。１３勝２敗で並んだ横綱朝青龍（２６）との優勝決定戦をはたき込みで制し、昨年夏場所以来の賜杯を手にした。今場所前に紗代子夫人（２２）と結婚し、今夏には第１子も誕生の予定。どうしても勝ちたいという気持ちが、決定戦では異例の注文相撲につながった。「子供が生まれて来る時には横綱でありたい」の思いを胸に、夏場所（５月１３日初日、両国国技館）で３度目の綱とりに挑む。
　どうしても優勝したかった。ただ勝ちたかった。満員御礼の館内が見つめる優勝決定戦。熱戦、死闘を期待する視線を感じる余裕はなかった。白鵬は、低く踏み込んできた朝青龍の頭をつかむようにし、半身になりながらたたきつけた。
　「勝ちたい一心でした。はたき込みはとっさに出ました」。勝てばＶの１４日目は攻めながら引き落としで敗戦。綱を目指す以上、２日続けて同じ相手に負けられない。しかも、本割で朝青龍が千代大海に注文相撲で勝った場面を土俵下で見ていた。「もちろん警戒してました」と振り返った。
　
朝青龍引いて決定戦進出も…／春場所
思わず口元が緩んだ。土俵に左手を付けた朝青龍は苦笑いするしかなかった。「精いっぱいやってほしかった。上を目指すにはよくないんじゃないかな」。優勝決定戦に備えての体力温存のため、千代大海との本割では自分も同じ技で相手を下しているだけに、説得力はなかった。
　ただ、だからこそ、そうまでして勝ちたかった白鵬の気持ちも理解できる。幕内での決定戦で負けたのは初めてだが、「あんなもんだろう。負けは負けだし。納得している」と穏やかに続けた。過去に例のない、２連敗スタートからの逆転優勝にも失敗した。それでも「初めて自分を褒めたいね。２連敗からここまで頑張ったからね。優勝した気分と同じだよ」。場所前から「八百長疑惑」で騒がれながらも、最後まで優勝争いを展開。横綱としての役割は果たした。
　しかし、このままでは終わらせない。白鵬の綱とりがかかる来場所は、さらに高い壁として立ちはだかるつもりだ。「勝負は来場所だな。頑張るわ」。今日２６日には帰京し、当分は古傷の右ひじの治療に専念する予定。まずは体を万全に戻し、取りこぼすことなく、最高の状態で白鵬との頂点決戦に備える。
(3／26付　日刊スポーツ)

最近のプロ野球も｢汚れて｣いるが、それと同じぐらい｢どうなっちゃってるの?｣と思うのが近年の大相撲だ。はっきり言って相撲には興味がないし、詳しくもない。そんな僕がなぜこんな記事を書いているかというと、気になっていることがあるのだ。それは横綱朝青龍の｢相撲｣なのだ。素人の僕がこういうことを書くのもなんだが、彼の相撲、特に今場所の取り組みには｢品位｣を感じられなかった。｢はたきこみ｣とか｢引き落とし｣で勝ってみたり、8日目には破った稀勢の里にひざを当ててみたり、ちょっと首を傾げたくなる挙動が多い。朝青龍は強いと思う。それは疑いの余地はないと思う。確かに｢八百長問題｣で今場所はいつも以上に注目されていたが、彼の今場所の挙動は、まるで場所前の｢バッシング｣に開き直ったかのような｢悪役｣ぶりであった。
　僕は朝青龍みたいな｢やんちゃ｣は好きだった(過去形)。憎たらしいくらいに強い彼が好きだった(しつこいようだが過去形)。｢優勝決めてガッツポーズ?素直でいいじゃん!｣と思っていた。歴代の横綱(僕にとっての無敵の横綱はやっぱり千代の富士だ。)と比べてもまさに｢規格外｣だ。その頃から｢下品だ｣とか｢モラルがない｣などと叩かれていたが、｢いろんな雑音を土俵(結果)で黙らせてきたんだから凄いよなあ。｣と思っていた、大阪場所前までは・・。ところが、｢膝蹴り事件｣から始まる今場所の彼の｢奇行｣には首を傾げざるを得なかった。特に終盤の｢勝てばいいんだよ、勝てば」的な相撲には失望した。いくら晩年、負けが込んでいても、千代の富士も、曙も、若貴もあんな相撲はしなかった。横綱はチャンピオンなのだから、下の者の挑戦に堂々と受けて立たなくてはいけないはず、そして｢力対力の勝負｣に勝つ・・。それが｢横綱の相撲｣だと思っていたのだが、今場所の朝青龍が｢横綱の相撲｣をとることはほとんどなかった。それを象徴していたのが14日目、千秋楽の取り組みだった。｢お前、横綱がそんな勝ち方で恥ずかしくないのかよ!?｣思わずぼやいてしまった。だから、優勝決定戦では白鵬を応援していた。｢こいつの眼を覚まさせてやれ!｣と思いながら・・。決定戦の前の、朝青龍のギラギラした眼と白鵬の驚くくらい穏やかな眼のコントラストが印象的だった。そして勝負は一瞬で決まった。｢はたきこみ｣で勝ってきた横綱が｢はたきこみ｣に沈んだ・・。なんて皮肉な光景だろうか・・。本人もそれがわかっていたんだろう、苦笑いしきりだった。これで眼が覚めてくれればいいのだが・・。
　これで５月場所は面白くなるだろう。白鵬は当然綱取りを目指すだろうし、朝青龍も｢リベンジ｣を誓うはずだ。来場所はちょっとこの２人を中心に相撲を見てみようかなとも思っている。そして最後に一言・・。

日本の｢国技｣の優勝争いに
何で日本人が出て来ない!?
魁皇、千代大海、しっかりやらんかい!!

| fulietigers | コラム | 22:20 | - | - |

2007.03.26 Monday

｢俺達の丘　三ツ沢｣

三ツ沢　三ツ沢　三ツ沢
友よ　歌え狂え叫べよ
世界の港を　声高らかに
俺達の丘　三ツ沢
去年の最終戦以来の三ツ沢だ。やっぱり三ツ沢はいいな!まさに｢俺達の丘｣だ。ナビスコ杯だからか、思い切ったオーダーで来た。前節の大分戦といい、若い選手中心でスタメンを固めた。｢いいじゃん、こういうのも!｣シウバにもそろそろ｢目覚め｣て欲しいと思っていた。
そして試合開始。若手中心だからか、積極果敢に攻めていく。なかなか決定的な場面は作れないが、徐々に形になっていく。磐田も若手中心なのだろうか、同じような展開だった。あえて言えば、林の飛び出しが印象的だった、怖くなかったけどね。あと思ったことは和田が効いていたことだ。左サイドを駆け上がり、相手に仕事をさせなかった。｢いいねえ、和田!｣と、思っている間に前半終了。
ハーフタイムにゴール裏にクリアファイルもらいに行ったら、昨シーズンの優勝皿が展示してたのでパチリ。J1のものとは比べるべくもないが、いつかはあの立派な優勝大皿を掲げてもらいたいなあと思いながらスタンドに戻ると後半開始。
後半になると何度かピンチを迎えるようになる。いつもの事ながら、ベテランが多いから後半になるとどうしてもこういう場面が増える。しかしここで仕事するのが｢ハマナチオの要｣菅野だ!
そこでピンチを凌いでいると、やはり流れは変わるもの、後半10分、カウンターから左からのクロスに頭であわせたのがシウバ!!フリエ先制!!
｢やっとだな、シウバ!｣
その直後、スルーパスから抜け出した奥が1対1を落ち着いて流し込んで
2－0!!　奥が古巣に恩返しだ!!
その後迎えたピンチも｢ハマナチオ｣がことごとく跳ね返す!
そして磐田も残り15分で中山隊長見参!やっぱり盛り上がるねえ!
でも、｢ゴン・ゴール｣は決めさせないけどね・・。
そして結局そのまま凌ぎきり、試合終了!!
久々の快勝!三ツ沢で勝てたからなおさら言うことなしだ。｢お立ち台｣の奥も照れながら｢ヨコハマ｣コール!!
そしてしめに歌ったのが冒頭の｢三ツ沢の歌｣。正直はじめて聞いたのだが、いい歌だねえ!個人的に、これで三ツ沢とはしばしのお別れとなるだけに、勝てて本当によかった!自分なりにいい｢区切り｣が出来た。
さあ、オープン戦も終わった!
これからはプロ野球だ!!

2007.03.25 Sunday

Welcome to "BLUE HEAVEN"

昨日はチケットを持ってなかったので、｢日本対ペルー｣を運転中の車のテレビで見ていた。翌日ビデオを見ながら｢観戦記｣を書くつもりだったのと、運転中だったということで、それほど熱心には見ていなかったが、2-0で勝ててよかったということくらいか・・。その後映画館で｢アルゼンチンババア｣のレイトショーを見に行った。Yahooで作品レビューをfulie19992006というHNで書いたので、興味があったら読んでみて欲しい。
　さて、ペルー戦。序盤で印象に残ったのは駒野の飛び出しか。１対１では勝っていた。ああいうサイド攻撃が出来るのはいいね。駒野は完全に代表に定着したね。守りは４バックが安定していて、ピンチらしいピンチはほとんどなかったと思う。あと｢海外組｣の定着具合が気になったが、いい感じで｢融合｣出来ていたと思う。それを象徴したのが、前半１８分のセットプレーからの先制ゴール!!
いい球蹴るねえ、俊輔!!　
うまく合わせるねえ、巻!!
その後も俊輔が惜しいシュートとか打ってたけど、流れは完全に日本だった!そのまま前半終了。
そして後半、ペルーがＧＫを替えた。何でだろう・・？今回のペルー代表、｢海外組｣がいないどころか、若手中心で、しかも選手登録が１５人!
｢なめとんのかい、ペルー(怒)!!｣
いくら今まで勝ったことがないからって、こんな相手に負けたら恥だ!何が何でも勝たなきゃいけない!それは選手も思っていたのか、後半10分、俊輔のFKを左足でトラップして、反転して右足のボレー!!
高原、別人じゃん!!!
高原というと、肝心なところで必ず外すというイメージが強かったのだが、今年は違うようだ。実際ドイツでも点を獲れるようになったことが自信に繋がっているのかなあ・・。
その後、どんどん選手を替えてくる。中村憲剛(川崎)、矢野(新潟)、羽生(千葉)と、持ち味を出している。｢国内組を忘れるな!｣といわんばかりに・・。憲剛、いいボール蹴るねえ・・。羽生の突破、矢野の高さも魅力だね。ジーコは選ばなかったろうなあ、多分・・。そしてオリンピック世代の水野(千葉)、家長(ガンバ)、そして待ってました、藤本淳吾(清水)!僕はひそかに｢ポスト俊輔｣は彼じゃないかと思っている。神奈川出身なので応援していることもあるが、彼の左足には惚れ込んでいる。けど残り5分じゃなあ・・と思っていたロスタイム、FKで左足を振りぬくと、惜しくもバーを掠めた!　
惜しいなあ、惜しいよ、淳吾!!
今度は先発で見たいものだ。そして試合終了。
この試合では｢融合｣というよりはいい｢化学反応｣を見せてくれたと思う。ペルーが｢1軍半｣だったことを差し引いても、初戦にしてはいい試合だったと思う。守備も安定していたし、攻撃のパターンも色々見られた。ただ、セットプレーだけじゃなく、試合の流れでゴールを決めて欲しいと思う。これからの日本代表は夏に東南アジア数カ国共催のアジアカップに3連覇をかけて挑むので、ぜひともそこに注目して欲しいと思う。

2007.03.24 Saturday

政治的・・？

今日はいよいよペルー戦。オシム・ジャパンが2007年初戦を迎える。これまで｢国内組｣に固執していたオシムが、ヨーロッパから高原と俊輔を呼び、いよいよ｢融合｣を図ろうとしている。どんな｢化学反応｣を見せてくれるのか楽しみだ！海外組も楽しみなのだが、この試合ひそかに注目しているのが2人の｢ヤング・レフティー｣だ。それは清水の藤本淳吾と名古屋の本田圭佑だ。是非試合で使ってもらいたいと思うが・・。きょうはこの試合について書こうと思っていたところで思わぬニュースが・・。

ＦＩＦＡ、クラブＷ杯の開催国枠承認へ　
国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は２２日、スイス・チューリヒで開いた理事会で、クラブＷ杯の開催国枠の設置を承認する方向で意見をまとめた。２３日に引き続き協議し、正式決定するとみられる。ＦＩＦＡの鄭夢準副会長は「日本は次回は開催国として出場することになるだろう」と話し、今年１２月の日本開催大会で日本のクラブの参加が認められる見通しを示した。

　ＦＩＦＡのクラブＷ杯組織委員会は昨年１２月、開催国枠の新設案を今回の理事会に諮ることを決めていた。昨年６月には同組織委のまとめた設置案を理事会が却下したが、鄭副会長は「もう問題はない」と明言した。

　同大会の出場チームは、６大陸連盟の各王者に開催国が加わり７チームとなる。ＦＩＦＡの小倉純二理事は開催国枠導入について「どういう形ならできるのかをこれから話し合う」と述べ、大会方式の再考が必要との認識を示した。
(3／17付　日刊スポーツ)

これを読んで思わず唸った。
｢う～～～～ん、どうなの、これ?｣
この大会は、ＦＩＦＡ主管のものでは唯一｢ホスト国｣に出場枠がない大会だ。それを不満に思っている人もいるかもしれないが、僕は｢真のチャンピオンを決める｣という趣旨である以上、当然だと思っていたし、むしろ、真剣勝負の場にそんな｢にぎやかし｣を加えることなんて、大会の品位を落とすだけでなく、各大陸の大会で優勝し、やっとの思いで本大会まで駒を進めた出場クラブに対してもものすごく失礼だと思っている。確かに日本人として、日本で開催される大会で日本のクラブが出てこないのが寂しくないといったら嘘になる。しかし、この大会にはそんなことが気にならないほど面白い試合を見せてくれる。こんなレベルの試合をＪリーグで見られるのは何十年後なんだろうと思いながら・・。だからこそＪクラブには｢自力｣で出場してもらいたいのだ、｢俺達はアジアのチャンピオンだ!｣と、胸を張って・・。
しかし、そんな思いとは裏腹に、｢出場国枠｣が認められそうだ。去年もこの提案があったときは却下され、ほっとしたのだが・・。結局、準決勝以下のカードでは空席が目立つので、興行面を考えての｢政治的決着｣なんだろうなあ・・。その辺の事情はわからないでもないが、正直残念で仕方ない。こうなったらＪクラブが目指すことはただひとつ、｢開催国枠｣とは別に、自力でアジア・チャンピオンズリーグで優勝することだ。クラブＷ杯の開幕戦は「Ｊリーグ対決｣にしてしまおう!

頼むぞ、浦和、川崎!!
どっちでもいいから優勝してくれ!!
一次リーグでもたついてる
場合じゃねえぞ!!

| fulietigers | サッカー全般 | 02:09 | - | - |

2007.03.22 Thursday

〒113-8311 東京都文京区サッカー通り JFAハウス内

(財)日本サッカー協会｢キャプテン｣　　川淵　三郎様

拝啓
ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。突然手紙をお送りするご無礼をお許しください。
サッカーファンの私としましては、近年の日本サッカーの隆盛に目を細めております。｢ドーハの悲劇｣を乗り越え、｢ジョホールバルの歓喜｣を迎えたときは日本人でよかったと涙したものであります。日本代表がＷ杯に出場するようになったのも、ほかならぬ｢Ｊリーグ効果｣です。そしてその効果を生んだＪリーグは、貴方が中心となって立ち上げたものでした。周囲の反対をものともせず、｢日本サッカーを盛り上げたい｣という貴方の｢一念｣がなかったら、日本がＷ杯に出場することはなかったでしょう。時には｢傲慢だ｣という批判を受けることもありますが、｢Ｆの悲劇｣のときに、無念の涙を流した貴方を見て、私はマリノスサポーターから横浜ＦＣサポーターに｢転向｣したのでした。良くも悪くも貴方は｢信念の人｣です。貴方の｢キャプテンシー｣には心から敬服しております。
　
前置きが長くなりましたが、今日こうして貴方にお手紙を書かせていただいたのには、折り入ってのお願いがあるからなのです。無理なお願いとは十分承知の上ですが、是非ご一読いただきたいのです。それは、是非貴方に日本プロ野球機構(ＮＰＢ)のコミッショナーになって頂きたいのです。現在のＮＰＢにも一応コミッショナーなるものはおりますが、一在京球団の言うとおりにしか動かない｢傀儡政権｣なのです。今までも｢もしかしたら・・。｣という疑念を抱いていたのですが、昨晩それが確信に変わりました。例の｢裏金事件｣で不正の温床になっていた｢自由枠｣を撤廃するという動きが大勢を占めていて、私もそうなるものだとばかり思っていたのですが、｢球界の盟主｣という連中が横槍を入れたばかりに、｢時間がないから今年のドラフトは今までどおりで・・。｣という結論に至りました。その決定に、私は天を仰がずにはいられませんでした。思わず悔し涙がこぼれそうになりました。その｢球界の盟主｣に、六カ国協議でまとまりそうな時に、いつも無理難題を言い出し、会議を台無しにしてしまう｢あの国｣をダブらせたのは私だけでしょうか?もちろん悪いのはその球団だけでなく、そんな｢わがまま｣を許す他球団もただの｢烏合の衆｣であり、｢傀儡｣コミッショナーともども同罪なのです。なぜ｢時間がない｣のでしょうか?ドラフトまではまだ半年以上あります。｢時間｣は作るものではないでしょうか?これから議論を重ねる時間はその気になれば幾らでもあるはずです。なぜ｢とりあえず自由枠は今年も存続｣なのでしょうか?どうして「とりあえず自由枠は撤廃してから、その他の事は後で決めよう｣とならないのでしょうか?やはり、今年のドラフト候補生に｢つばをつけている｣手前、その分を｢回収｣するために存続させるのでしょうか?こんなうがった見方をする私はおかしいのでしょうか?そういえば貴方は、｢球界の盟主｣のトップとやりあったことがありましたよね?当時のヴェルディの人気をかさに着て、球界で通していたわがままを、Ｊリーグでも通そうとしたとき、貴方は真っ向から｢対決｣しましたよね?貴方のそんな毅然とした態度に感動したのを覚えております。後にも先にも｢ナベツネン｣と真っ向から衝突したのは貴方以外知りません。そんな貴方以外、今の球界を｢再構築｣できる人間は見当たりません。貴方がＪリーグチェアマン時代のような｢強権発動｣をしてくだされば、きっといい｢刺激｣になるはずです。少なくとも今の、｢コミッショナーには何の権限もないんですよ。｣なんて事をいけしゃあしゃあと抜かすような｢お飾り野郎｣よりは、絶対に球界の為になります。日本サッカーを立て直した貴方と見込んでの一生のお願いです。助けると思って是非ご一考いただきたいと思います。

色々長々と勝手でご無礼なことを書き連ねてまいりました事をお許しください。最後に今後の貴方のご健勝を心よりお祈りいたしております。私達を3年後、ヨハネスブルグに連れてっていただけることを確信しながら・・・。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草々

　　　　　2007年3月22日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　fulietigers

本当に日本サッカー協会に送ってみようかな、これ・・。

| fulietigers | コラム | 22:25 | - | - |

2007.03.22 Thursday

｢公共財｣

今日のテーマは日本の｢スポーツ文化｣についてである。まずはこれを読んでもらいたい。

「Ｊリーグ百年構想」とは？
●あなたの町に、緑の芝生におおわれた広場やスポーツ施設を作ること。
●サッカーに限らず、あなたのやりたい競技を楽しめるスポーツクラブを作ること。
●「観る」「する」「参加する」。スポーツを通して世代を越えたふれあいの輪を広げること。

誰もが気軽にスポーツを楽しめるような環境が整ってはじめて、豊かなスポーツ文化は育まれます。そのためには、生活圏内にスポーツを楽しむ場が必要となります。そこには、緑の芝生におおわれた広場やアリーナやクラブハウスがあります。誰もが、年齢、体力、技能、目的に応じて、優れたコーチのもとで、好きなスポーツを楽しみます。「する」「見る」「支える」、スポーツの楽しみ方も人それぞれです。世代を超えたふれあいの輪も広がります。自分が住む町に「地域に根ざしたスポーツクラブ」があれば、こんなスポーツライフを誰もが楽しむことができます。

　このようなＪリーグの理念を分かりやすく訴求するために、Ｊリーグは「Ｊリーグ百年構想～スポーツで、もっと、幸せな国へ。」というスローガンを掲げ、「地域に根ざしたスポーツクラブ」を核としたスポーツ文化の振興活動に取り組んできました。

１９９３年にＪリーグがスタートした時、Ｊリーグが掲げる理念は社会に新鮮な衝撃を与えました。しかし、その衝撃は直ぐに共感へと変わり、１０クラブでスタートしたＪリーグは、２００６年には３１クラブにまでなりました。さらに、Ｊリーグを目指すクラブや町は全国に数十あるといわれています。Ｊリーグが蒔いたスポーツ文化という種は日本全国で着実に芽となり花となっているのです。(Ｊリーグ公式サイトより)

Ｊリーグは｢健全｣だ。どこかのプロスポーツと比べてかなり｢健全｣だ。一番｢健全｣なところは経営状態を開示しなければならないというところだろう。そしてその状況によっては、Ｊリーグから｢指導｣が入り、｢身の丈経営｣を徹底させられる。前にも書いたが、これは｢Ｆの悲劇｣という高い代償を払った後に、より厳しくなった。これをプロ野球で同じ事をしようとしたら、｢内政干渉｣と猛反発を食らうだろう。それが仮に手遅れで、｢末期状態｣になったとしても・・。あれ、3年前にあったよな、こんなこと。｢球界再編｣とか、｢バファローズの名は残す｣とか、わけのわからないことをのたまっていた12球団の幹部連中とかコミッショナーとか(怒)・・。Ｊリーグは｢Ｆの悲劇｣を｢教訓｣としたが、プロ野球は｢Ｂuの悲劇｣は｢残念だったねえ・・。｣で終わってしまったようだ。その末に｢裏金問題｣・・。｢馬鹿は死ななきゃ治らない｣とはまさにこのこと。この先のことは先日イヤというほど書いたので、今日は別の角度から書こう。
　野球が｢日本文化｣のひとつになっていることは疑いのないところだが、80年たった今でも旧態依然とした問題が起こる。一方サッカーは、｢日本文化｣になっているとは言いがたいが、Ｊリーグが｢地域密着｣を謳い文句に躍進している。この二つのプロスポーツを比較するにふさわしい言葉がある。それは｢公共財｣という言葉である。

こうきょう‐ざい【公共財】
各個人が共同で消費し、対価を支払わない人を排除できず、ある人の消費によって他の人の消費が妨げられない財・サービス。通常、国など公共部門によって提供される公園・一般道路・消防・警察など。(大辞泉)
　
すこし違うと思う人もいるかも知れないが、不特定多数の人々が利用するという意味では、プロスポーツも｢公共財｣だと思うし、そうならなければいけないと思う。実際、Ｊリーグの基本理念はまさにそれだし、｢公共財｣になるための｢百年構想｣と言っても過言ではないだろう。欧米のスポーツ文化はまさに｢公共財｣だ。｢一企業のモノ｣でなく、｢みんなのモノ｣なのだ。日本では浦和や新潟では既に｢公共財｣になりつつある。それに比べプロ野球は｢公共財｣というには程遠いだろう。いまだに｢一企業の宣伝媒体｣でしかないのだ。だからオーナー連中は球界全体のことを考えないし、ベイスターズ以外は球団から企業名を外さないし(そういう意味では、楽天球団創設のときにはがっかりした。｢三木谷よ、お前もか・・。｣と思った。)、親会社の業績が悪ければ、｢トカゲの尻尾切り｣よろしく簡単に球団を手放す・・。｢企業理念｣が平気でまかり通るところが、｢公共財｣になれない｢元凶｣なのか、いや、違う。｢公共財｣にしたくないオーナー連中、球界全体の｢体質｣が｢元凶｣なんだなあ・・。しかし、｢企業スポーツの時代｣はもうとっくに終わっていることに球界人は気づくべきだ、いや、気づいていても気づかないフリをしているだけだと思うので、｢直視すべきだ｣と書いたほうが正しいかな・・。同じ野球でも四国や北信越に｢独立リーグ｣というものがあり、その基本理念はＪリーグのそれに近い。｢プロスポーツ＝公共財｣という、｢スポーツ先進国｣では当たり前の構図を、日本でも早く構築しなければならない。それが完成したとき、｢スポーツで、もっと、幸せな国｣になっていることだろう。近年の球界の｢ゴタゴタ、ドロドロ｣が、｢公共財｣になるための｢教訓｣になってくれればと思う・・。

| fulietigers | コラム | 01:21 | - | - |

2007.03.21 Wednesday

はえぬき

別に山形米や、ましてやモンテディオのことについて書こうというのではない(笑)。｢等々力の悪夢｣について書いたとき、強いクラブは育成がしっかりしてる旨のことを書いた。そこで、現在の横浜ＦＣのトップチームに登録されている選手のうち、移籍選手でない、いわゆるはえぬき選手を探してみると、内田、太田、秋葉選手のたった3人!(難波選手は除く)　確かにサッカーというスポーツは移籍が盛んだが、それにしてもこれはちょっと寂しい・・。強豪といわれるクラブを見てみると、全選手の半分もしくはそれ以上が高卒や下部組織(ユースやＪｒユース)出身で占められる。これはどういうことかというと、チームの育成方針が一貫しているということだ。それによって育った選手がトップチームで活躍するという図式になる。
悔しいことであり、当然のことなのだが、｢もうひとつの横浜のクラブ｣が若手がどんどん出てくるというのは、育成システムが成熟していて、そういう選手で固められることが何よりの強みになる。浦和、ガンバなども同様、いろんなところから選手を｢買って」くるが、｢中心的存在｣になっているのは長谷部、山田、小野、二川、橋本などやはり生え抜きの選手だ。それによって選手層が自然と厚くなってくるのである。選手を買ってくることで有名なチームがプロ野球にある。いわずと知れたジャイアンツだ。選手を買いまくって｢強化｣している割にはここ数年続く体たらくの原因は、生え抜きの選手が｢中心的存在｣になっていないというところだろう。僕は阪神ファンなのでこんなことを書くのはどうかと思うが、巨人が｢復活｣するために必要なものは、選手を｢買う｣事ではなく、生え抜きの選手を育て、チームの｢中心的存在｣に育て上げることなのだ。確かに選手を買ってくれば、その年はチーム力は上がるかもしれないが、それはあくまでも一時的なものであって、長期的なものではないし、継続するものでもないのだ。もし巨人が常勝チームになることを考えたら、小笠原や谷を取ることでなく、矢野や脇谷や亀井などの才能ある若手を徹底的に鍛え上げ、レギュラーにすることだろう、例えそれで数年間は低迷することになっても・・。巨人ファンはそういう｢育成期間｣を許してくれないというのが一番の問題だと思うのだが・・。巨人の低迷とは逆に、阪神のここ数年の大躍進は、確かに金本やシーツの活躍など、戦力補強がうまく行ったということもあるが、それもさることながら大部分を占めるのは赤星、浜中、今岡、藤川ら、生え抜き選手がチームの中心になってからであろう。
　今まで書いてきたように、生え抜き選手が活躍するチームは強いということだ。横浜ＦＣも早く｢そういうチーム｣にならなければならない。チームのレベルアップのために必要なもの、それはやはり若手の台頭だ。下部組織の選手が育ち、それがトップチームに送られ、トップチームの選手の半分以上がそういう選手で占められるようになったら、きっと横浜ＦＣも｢立派な｣クラブになっていることだろう。早くそんな日が来ることを願ってやまない。

2007.03.19 Monday

Remember"SNOW BRAND "

ペコちゃん守れ！不二家の新キャラ構想にファンが反対　

　来週中に洋菓子の販売再開を予定している大手菓子メーカー「不二家」（本社・東京）で、イメージキャラクター「ペコちゃん」とは別の、新たなイメージキャラクターを作る構想が浮上している。
　有識者の改革委員会が先月、「新キャラクターを作るぐらいの気概を持て」と助言したのがきっかけだ。これを受け同社は社内に特別チームを設置、新キャラで「新生・不二家」をアピールする狙いだが、ファンの間からは「ペコちゃんに罪はない」と擁護論も出ている。
　「ペコちゃん」が誕生したのは１９５０年。子牛の愛称「べこ」が名前の由来で、年齢は６歳という設定。翌５１年、ボーイフレンドとして誕生した「ポコちゃん」（７歳）とともに、練乳入りキャンデー「ミルキー」の箱に印刷され、子どもたちの人気者になった。(3月17日16時2分配信読売新聞)

｢はあ、またか・・。｣という感じだ。日本の企業ってどうしてこうなんだろうかと思う。不祥事を起こすと、しばらくＣＭなどを自粛して、まるで｢首を引っ込めた亀｣のように音なしの構えで、｢ほとぼりが冷める｣と、何事もなかったように活動を再開する。そのときに目先を変えようと、企業イメージを変えようとする。その典型的なものが｢ＣＩ戦略｣の変更である。社名のロゴを変えたり、イメージキャラクターを替えたり・・。確かに｢目新しさ｣はあるし、新しいイメージを作るにはいいだろう、ただ、こういうことがあるたびにいつも思うのが、｢外側は変わったけど、中身はどうなんだい?｣と言うことだ。今回の不二家などまさにそれだろう。しかも今回不二家が｢手を出そう｣としているのは、まさに｢不二家の象徴｣ではないか。ここまで一企業のキャラクターとして定着していて、皆から愛されている｢娘｣は、日本企業全体を見回してみてもほとんど見当たらない。それだけ貴重な存在なのに、自分達の｢不祥事｣をおっ被せ、闇に葬ろうというのか・・。こんな企業の姿勢に｢真摯な反省｣を感じる人は皆無だろう。消費者を馬鹿にしてもらっては困る。キャラクターを一新すれば｢不祥事｣を皆が忘れるとでも言うのだろうか?もし｢不二家｣幹部がそう思っているとしたら、とんでもないことだ!あらゆるところから反発の声が上がってることがそれを裏付けている。
｢ペコちゃん替える前に、
お前らが変われよ!!｣
と、声を大にして言いたい!
洋菓子の販売はさらに延期されたようだが、ネクターは｢復活｣するようだ。道は険しいだろうが、不二家もここが正念場だろう。

ペコちゃんの心からの笑顔が早く見たいものだ・・。

| fulietigers | コラム | 21:16 | - | - |

2007.03.18 Sunday

ハマナチオ崩壊・・。

・・・寒い、寒かった・・。
本当は昨日更新しようと思ったのだが、あまりの｢寒さ｣に心身ともに消耗してしまったので、スーパーサッカーを見てそのままうたたねしてしまった・・。このまましらばっくれて夜にでも全く関係ない記事でも書こうかとも思ったが、ああいう試合こそきっちり書かなければいけないかなあとも思い、気を取り直して書こう。と言っても、書く事ってひとつしかないんだけどね。
川崎、強えよなあ・・。
最初から最後まで圧倒されまくり、サイドえぐられまくり、シュート打たれまくりだった。川崎の選手はさぞサッカーしてて楽しかっただろうなあ・・。
いつもだと場面ごとに振り返るのだが、何もないので今日はカット(溜息)。こちらの菅野が大忙しだったのに比べ、川島は暇そうだったなあ・・。
　何しろ昨日の試合は｢完敗｣だった。昨日印象に残ったことは、｢ハマナチオ｣が崩壊したと言うことだ。スピードある突破に選手が全くと言っていいほど対応できなかった。あれだけ守備が完璧に崩された試合っていつ以来だろうか?明らかに｢1対1｣でほとんど負けていたから仕方ないのだが・・。ジュニーニョ、マギヌンの飛び出しも全く止められず、怖い選手だと思ったが、我那覇の代役だった黒津の2ゴール!ああいういい若い選手がどんどん出てくるから川崎は強いのだろうなと思った。ウチにもあれくらい活きのいい若手はいないものか・・。それと、外国人はどうしたの?シウバ以外の選手が出ているのを見たことがないのだが、どうなってるのだろうか(怒)?
　それにしても攻撃のパターンがどうしても久保頼りになってしまっている。あれなら相手も守っていて楽だろう、久保さえ抑えておけばいいのだから・・。もっとパターンを増やさないとまずいねえ、これ・・。あと、見ていて思ったことは、川崎の選手はよく動いていた。選手の運動量がものすごかった。飛び出しが効いた格好だったなあ・・。ウチの場合はベテランが多いので仕方ないと言えばそれまでだが、後半になると運動量がガタ落ちする。選手も足が止まっていた。そう考えると、0-6と言うスコアも当然か・・。

ずっと我慢していたのだが、今まで思っていたことを正直に書こう・・。

この戦力じゃ無理だ!　夏場なんか戦えないよ!
みんなよくやってるのはわかるが、ベテラン連中にしても、「Ｊ1じゃ使い物にならない｣からＪ2に移籍してきたんだろう?Ｊ2じゃそれで何とかなっても、Ｊ1そんなに甘くないよ!そういう選手が若手のサポート役になるのならいいが、スタメンに名を連ねてるようじゃやっぱり苦しいよ!40やそれに近い選手にいつまでもおんぶに抱っこではお話にならない!若手はどうしたんだよ!｢ベテラン連中｣をリザーブやベンチ外に追いやる若手はいないのかよ!?昨日の川崎を見てみろ!無名の若手がどんどん出てきて活躍してるじゃないか?どうしてウチにはそういう選手がいないんだよ?昨日のスタメン見たって、生え抜きなのは内田だけじゃないか?それでいいのか?｢競争原理｣が働かなければ、チームのレベルアップなんてありえない!!強いチームと言うのは育成部門がしっかりしているが、ここまで若手が出てこないと言うのであれば、ウチはそこがあまり機能していないと言われてもしょうがないだろう?有望なのは太田選手くらいだろ?ここが｢元凶｣だと思う。

来たれ、若手!!
お前ら、今がチャンスだぞ!!
ベテランに｢楽｣をさせてやれ!!

2007.03.16 Friday

HONESTY

今日一日、どんな記事を書こうか考えながら仕事をしていたら、聞いていたラジオからある曲が流れた。ビリー・ジョエルの｢HONESTY｣だった。｢『正直さ』って、なんて孤独な言葉だろう・・。世の中みんな嘘つきだ。｣この歌を聴いて決めた。｢正直さ｣って本当に｢孤独｣なんだろうか・・？
　
西武が裏金問題で隠ぺい工作

西武が裏金問題の隠ぺい工作を図っていた。早大調査委員会（委員長・村岡功理事＝スポーツ振興担当）が１５日に会見を行い、金銭を受け取った野球部の清水勝仁内野手（２１）に対して「選手本人はかかわっていないことにする」などの口封じを命じたことを明らかにした。西武側は早大の会見を受け、夜になって隠ぺいを認める会見を開いた。悪質な事実に加え、その後の不適切な対応により問題の深刻さが浮き彫りとなった。

　実態は、西武太田球団社長がたびたび口にする「透明化」に程遠かった。この日に早大で行われた会見で、西武による数々の問題行動が発覚した。２選手への金銭提供を最初に認めた９日の会見後、西武側が清水に対し「本人はかかわっていないことにするから」と隠ぺい工作を指示していた。９日の会見で太田社長は「きちっとしたい」と事実究明を表明していたが、実際に球団側が行っていたのはその正反対とも言える対応だった。

　太田社長は、早大の会見から７時間経過した午後８時半になって都内ホテルで会見を開き「実際には、清水選手本人ではなく、親に渡しているという形にしたことが判明した」と釈明した。実際に隠ぺいを指示した前田俊郎スカウトの名前を明かし、さらに清水が高校３年だった０３年１２月１日から金銭の提供を始めたことも明らかにした。

　同社長の隠ぺいに関する説明によれば、９日に清水の母校、専大北上の当時のコーチ（４３）から西武前田俊郎スカウトに対し「自分たちはどうなってもいいから子供を守りたい」との連絡があったという。さらに同日、清水の父と同コーチから、鈴木葉留彦スカウト部長に対し「父が受け取った形にして、子供は最後までかばう」との申し出を受けた。

　それを受け、翌１０日になって前田スカウトが清水本人に対し「お父さんに渡していることになっているから頼むな」と依頼した。太田社長は「まさにこの部分が、事実を曲げて依頼したところ。大変悪いことだと思っています」と謝罪。だが「父として子をかばう心情については共感できる部分もございます」とも付け加えた。

　隠ぺい以外の部分については、会見でも事実を明らかにしなかった。早大側の会見では、清水が高校３年だった０３年８月、埼玉・所沢の西武第２球場で、入団テストの意味を持つ練習を行った日本学生野球憲章違反が指摘されている。また西武側は、早大の調査に対する情報提供に応じなかったという。しかし太田社長は、それらに対し「まだまだ不完全で正確な情報がつかめていない。いろんな情報があるので、その整合性を調査委員会の方たちに確認していただきたい」と認めることはなかった。東京ガスと早大への謝罪や、前田スカウトをはじめ関係者の処分も、同様の理由で当面は行わない考えを示した。

　西武が１４日に立ち上げた調査委員会は、慶大名誉教授の池井優氏（７２）を委員長とする外部の有識者４人で構成される。この日、都内ホテルで太田社長と委員である元東京地検特捜部検事で弁護士の矢田次男氏（５８）らが会合。矢田弁護士は「まずは資料分析とヒアリング。この手の調査は１カ月ぐらいはかかるでしょう」と全容解明には時間がかかる見通しを示している。

　次々と出てくる違反行為は、いずれも学生側が表に出て明らかになったもの。東京ガスに続き、早大も会見を行って事実を明らかにしたが、当の西武は太田社長が「調査委員会に調べてもらう」の一点張りを続けている。隠ぺいに続く後手後手の対応は、それ自体が球団の体質を疑われかねない。

［2007年3月16日日刊スポーツ紙面から］

この隠蔽が明るみに出たきっかけは、皮肉にも｢嘘で固めた真実｣の｢主役｣になった清水選手の｢正直な告白｣だった・・。
　これを読んで思ったことを｢正直｣に書くと、
｢こんなことをしてるのは、
本当に西武だけかい?｣
各球団が同じようなドラフト戦略で、同じような選手獲得を目論んでいるというのに、西武だけが｢ルール違反｣をしているとは僕にはとても思えない。他にやっている球団があったから、西武も｢あそこがやっているんならウチも・・。｣と考えていたのではないのだろうかと思う。｢赤信号　みんなで渡れば怖くない。」多かれ少なかれ皆が痛感する、日本人の悲しい性である・・。
　この際、西武以外の11球団に一度ちゃんと事情聴取をしてみてはどうだろうか?ただし、｢ここで正直に告白すれば、罪に問わないし、球団名も公表しない｣ことにして、さらにもしこのあとで不正が明るみに出れば厳罰に処すなどの｢罰則｣をしっかり設けてのものだ。｢真実の告白｣が続発知るかもしれない。それはまるで、不二家の不祥事のあとで、新聞記事の下半分を謝罪記事で埋めた、｢同じような不祥事｣を起こした同業他社のように・・。　形はどうあれ、｢膿み｣を出さないと先へは進めないし、みんなが納得しない。きれい事はいらないし、そんなことを言ってる場合ではない。
今こそ｢正直｣にならなければならないだろう。｢正直さ｣を孤独にしてはいけない。そこで今、｢正直さ｣を売りにしているプロスポーツがある。それはＪリーグである。各クラブの経営状態などを｢ガラス張り｣にし、｢身の丈経営｣を提唱している。もっとも、Ｊリーグがここまで健全経営にこだわるようになったのは、何を隠そう｢Ｆの悲劇｣が発端だったのだが・・。プロ野球もＪリーグを見習って、｢再生｣しなければならないと思う。けど、Ｊリーグの基本理念って、プロ野球を｢反面教師｣にしたものなんだよね、ハハハ・・。もうすぐ春がやってくる。そしてプロ野球が開幕する。球界にも早く｢春｣が来ることを願ってやまない。そのために必要なものは、色々な意味でやはり｢正直さ｣だと思う。

2007.03.15 Thursday

やっとこさ・・。

ようやくプロコレ販売開始!早速ホーム、ビジター１着ずつ注文。けど、納期２か月らしいから、５月下旬までは去年までの着ていくか・・。

2007.03.15 Thursday

莫迦と阿呆のからみあい

何から何まで　真暗闇よ　
すじの通らぬ　ことばかり
右を向いても　左を見ても
莫迦(ﾊﾞｶ）と阿呆の　からみあい
どこに男の　夢がある

『傷だらけの人生』by 鶴田浩二

こんな気持ちになった出来事が、台湾旅行中に日本から入ってきた。
いわゆる西武の｢裏金問題｣である。第一報を知ったときから今まで、ずっと怒っている。どうしてもこれについて書かないわけには行かなかった!これをはじめて知ったときの感想は、｢やっぱり続いてたかあ・・。｣だった。詳しいことはご存知だと思うのでここでは書かないが、｢自由枠｣というものが不正の温床になっていたのは間違いないだろう。
ここで、｢ドラフト｣という言葉を調べてみると・・、
ドラフト(draft)-選抜（隊）, 分遣（隊）; 米〈the ～〉（兵の）徴集,〈集合的〉徴集兵.(新グローバル英和辞典より)
この場合の｢ドラフト｣という言葉の本来の意味は｢徴兵｣なのだ。だから、こういう意味では、日本の｢ドラフト｣は｢ドラフト｣ではないのだ。第一｢徴兵｣に｢自由｣が存在すること自体おかしいのだ。この｢徴兵｣は実際に軍隊に送られるものとは違い、｢選ばれしもの｣だけが｢徴兵｣される｢栄誉ある｣ものだから、決められたチームに行くべきだろう。それが｢ドラフト｣の意義だと思うのだが、ここ１０数年のドラフト制度｢改悪｣により、｢逆指名｣とか｢自由枠｣といった｢抜け穴｣を作り出してしまった・・。それで噴出した｢一場問題｣・・。このスキャンダルで複数球団のオーナーが職を追われた。それで｢裏金｣は払わないという｢誓い｣を立てたはずなのにまたしても・・。
　これによって、日本球界に｢自浄作用｣はないということが図らずも証明されてしまった・・。
　｢ドラフト｣で思い出したことがあった。それは３年前、球界再編問題で楽天球団が誕生したときのこと。各球団から数人づつ｢指名｣して入団させ、戦力の均衡を図るための｢拡張ドラフト｣をしようという話もあったのだが、オーナー連中の猛反対で立ち消えとなった。もしあのドラフトが実施されていれば、恐らく楽天も今の成績ではなかっただろう。メジャーでは新球団が出来れば｢拡張ドラフト｣は当たり前なのに、日本では許されなかった。これでわかったことは、メジャーは球界全体の発展を考えているのに対し、日本プロ野球のオーナー連中は球界全体のことより、自分たちのことしか考えていないということだった。既得権益を守ることに懸命だった。それが自らの首を絞めることになるとも知らずに・・。｢こんな連中に改革なんて無理な話だ・・。｣とても失望したのを覚えている。それから３年、そこにあったのはまさに｢莫迦と阿呆のからみあい｣だった・・。
こうなれば｢自由枠｣撤廃は免れないのだが、当初は巨人の清武球団代表は、｢そんなことをしたら有望な選手はみんなメジャーに行ってしまう。｣と言っていたという新聞記事を読んで、怒りを通り越して思わず笑ってしまった・・。｢こんな奴が日本球界で主導権を握っているのか・・。｣ありえない話だが、もし仮に有望な選手がみなメジャーに行ったとしても、それは｢自由枠｣がなくなったからでなく、日本球界に失望したから｢自由の国｣に行ってしまうのだろうと思う、日本のプロ野球ファンだった人たちがメジャーリーグに｢鞍替え｣してしまったように・・。そしてその原因を作ったのは誰でもない自分達だということを自覚しているオーナーがほとんどいないということを本人達以外のみんなが知ってしまったということに気づかないでいるのだ。
こうなれば、完全ウェーバー制にして、そこで入団拒否すれば、向こう３～５年はドラフト対象から外されるくらいの｢罰則｣を作るべきだろう。｢裏金｣についても、渡した球団は２年間ドラフト会議参加禁止などの｢罰則｣も作らなくてはいけないだろう。前にこのブログで｢性善説｣と｢性悪説｣について書いたが、この｢ドラフト改革｣でも｢性悪説｣に基づいた｢罰則｣を細かく規定しなければならないだろう、悲しいけど・・。
　｢魚心あれば水心｣などという言葉もあるが、｢裏金｣を渡す球団と、それを受け取る選手あるいはその関係者。こんな関係が成立してしまっている球界はやはり一度｢壊す｣事から始めるべきだろう。まず、どうしても着手して欲しいこと、それは日本球界のトップ連中(ＮＰＢコミッショナー、両リーグ会長、１２球団オーナー、幹部連中)を野球を愛している人間で固めて欲しい。星野さんや王さん、北海道日本ハムの故大社義規前オーナーのような人たちはいるはずだ。｢名誉職｣や｢本社からの出向組｣の人間は排除しなければならない。これからは球界を見る世間の目はますます厳しくなるだろう。日本プロ野球、ここが本当の｢瀬戸際｣である。ここで謙虚に、真摯に、球界にはびこっているあらゆる｢悪｣を｢駆逐｣出来なければ、滅びていく以外に道はない・・。これからのプロ野球、僕達ファンは、ちゃんと｢改正｣出来ているかどうかを注視しなければならない。｢雨降って地固まる｣ことを切に願う。
最後に一言、
頼むからこれ以上、
プロ野球ファンを
失望させないでくれ!!!

2007.03.14 Wednesday

We're "BACK"!!

遅ればせながら旅行中に録画してあった｢横浜ダービー｣を見ながら｢観戦記｣を書きたいと思う。
　試合前の三ツ沢は凄かった!両サポーターの応援合戦がまさに｢ダービー｣だった!!僕がマリノスサポーターだった頃とはずいぶん応援が変わっていた。非難囂々の｢紙吹雪｣は｢名物｣だったのだが、トリコロールのパラソルも、あんな応援歌(エ～フ、エ～フ、エフマ～リノスって歌)もなかったはずだ・・。ただどっかで見たことが・・そうだ、思い出した!
トヨタカップでバイエルンと対戦したときのボカ・ジュニアーズだ!!調べたら６年前の２１回大会だった。僕はそれを国立で見ていたんだ。紙吹雪もそうだけど、
なあんだ、アルゼンチンの完全パクリじゃん!!
僕がいた当時はアルゼンチン色が強かったが、マリノスの外国人は今のマル・マルコンビも、去年までいたドゥトラとか、ブラジル人ばかりなのに、、いまだにアルゼンチンにこだわる理由がわからない・・。
それはともかく、試合前の応援合戦の風景が｢新生・横浜ダービー｣の｢産声｣のようで、見ていて胸が熱くなった・・。
そしてキックオフ!そしてカズのミドル!!
いいっすねえ～!!
あのオープニングシュートにこの試合にかけるフリエの｢意思表示｣だったような気がする。序盤はがっちり守っていた浦和戦とは大違いだ。｢あの試合でなんか掴んだか・・。｣どんどんマリノスゴールにロングボールを上げていく。それに対してマリノスは細かいパス回しでどんどん繋いでいくという好対照・・。確かに向こうはドリブラー多いもんなあ・・。｣マルケスにボールを取られてヒヤっともしたが・・。そのあとの久保は惜しかった、というよりは那須をほめるべきか・・。そしてセットプレーからのルーズボール、山口の前線へのロングキックを小村が｢体で｣上げたクロスを、早川がＧＫ榎本と交錯しつつもちょこんと合わせたループが、無人のゴールに吸い込まれていく・・。
Ggggooooaaaaalllll!!!!!!!
ビデオで見ていて、点が入るとわかっていても絶叫してしまった!
いやっほほほほ～～～～～い!!
このゴールは今年のフリエを暗示するかのように思う。元フリューゲルスの山口のパスから、元マリノスの小村が泥臭く上げたクロスを、横浜ＦＣで芽が出た早川が決めた！まさに選手達が｢渾然一体｣となってもぎ取ったゴールだった。
そのあとは一進一退ながら、個人技でピンチを迎える事もしばしば・・。山瀬、大島、長谷川達にドリブルで切り込まれる。けど、浦和戦と比べて選手達は落ち着いていた。ちゃんとマークがしっかりしているし、選手に前を向かせてないし、決定的な仕事をさせてない。その直後の山瀬のゴールラインぎりぎりのクロスも菅野が顔でセーブ(笑)!
そのうちマリノスも前回のレッズ同様、パスが繋がらなくなる・・。
｢堅守の横浜｣とはウチのことだよ、
横浜さん!!
しかし、マルケスが怪我で退場で喜んだのもつかの間、替わった乾がきれていた!さすがＵ-20代表だね・・。ボール持たせたら怖いな・・。
だけど、まあ｢ハマナチオ｣の敵ではないけどね・・。
｢約束事｣がしっかり守られていて、あまり混乱することがない。これなら多少攻められても怖くはないな・・。終了間際の田中のミドルも｢予定通り｣バーにはじかれて前半終了。

そして後半、マリノスも波状攻撃で挑んでくるが、ことごとく｢テトラポッド｣が跳ね返す。こぼれ球もきっちり詰めているし、前回の｢宿題｣はやってきたようだ・・。しかし選手達も疲れてきたようで、ゴール付近で攻められる場面が増えてきた。山瀬が、那須が、大島が攻め込んでくる!けど大丈夫、彼がいるから。それは誰であろう、
｢ハマナチオ｣の番人
菅野孝憲だあ!!!
そのあとの久保のミドルは開幕戦を彷彿とさせた。
しかしここから防戦一方、替わった坂田が裏を狙ってくる。ベテランの足が止まったところで若い選手をどんどんつぎ込むか・・。当たり前すぎるなあ、早野・・。けど、結構効いてるな、これ・・。ここで山口に替えて難波。マリノスも大島に替えてハーフナー。でけえなあ、こいつ！パワープレーだね。そのあとの山瀬のＦＫもバーにはじかれた。
ゴールポストも｢ハマナチオ｣の一員だ!(笑)
けど、ハーフナー、ほとんど仕事してなかったというか出来なかったのかな?あれなら怖くないね。しかし山瀬は怖かった!ドリブルもさることながらＦＫは脅威だね!山瀬にしてみれば、この日は｢運がなかった。｣とあきらめるしかないだろう。日本代表でがんばってね(笑)！そして試合終了!!
We're "BACK"!!
俺達は｢戻って｣来たんだ!!
攻撃面の課題など、また｢宿題｣をもらったが、とりあえずこの勝利を素直に喜びたい!この勝利はまさに｢気迫の勝利｣だろう!勝とうという気持ちがウチの方が強かったのだろう!８月のアウェイが楽しみだ。
｢勝って兜の緒を締めよ｣、次は序盤での大一番｢神奈川ダービー｣、Ｊ2で散々煮え湯を飲まされたフロンターレだ!はっきり言って、｢横浜ダービー｣と同じぐらい燃えている!｢ウチもＪ1だ!!｣というところをしっかり見せよう!
最後に一言、

｢ウチが『横浜』だ!!!｣

| fulietigers | 横浜ＦＣ | 01:50 | - | - |

2007.03.12 Monday

再見、台湾！

今、桃園空港へ向かうバスの中でこれを書いている。今日も台北は曇り。結局この三日間、晴れることは一度もなかった。まるで今回の旅を物語っているかのようだった。最終日の今日もやってしまった。最後の食べ歩きをしようとホテルを早めにチェックアウトした。飛行機の出発時間や市内から空港まで掛かる時間を考えると、行動時間は約三時間。そこでどうしても行きたい三軒をピックアップした。とりあえず、昨日休みだということを知らずに行った食堂へ。ここの売りは鶏肉飯(チーローハン)という、蒸し鶏のほぐしたものをご飯のうえに乗せてたれをかけたものだ。前に紹介した魯肉飯同様、僕の台湾での必食メニューだ。これを食べないと台湾に来た気がしないというほどだ。そこでおかず三品とスープを頼んで日本円で400円でお釣りが来る。安いという言葉以外見つからない。鶏肉飯を堪能したところで次の店へ。小籠包の店だった。僕にとって小籠包は、上の二大どんぶりの次にくるものだ。前回は普通のものを食べたので、今回は少し変わったものが食べ
たかった。時間はちょうどお昼時、目的の店に行く途中、日本のそれと同じで、財布を持ったOLやサラリーマンが食堂や弁当屋に列をなしている。これから行く店も込んでたらやだなあと思いつつ、店に向かうと、看板が見えてきた。見たところ並んでる様子はない。一瞬ほっとしたものの、なんか様子が変だ・・。嫌な予感とともに店に近づくと、休みだ・・。あとでガイドブックを確認すると、しっかり月曜休みって書いてある。完全な自分の不注意だった・・。もっとも不注意はこれだけでは終わらないのだが・・。気を取り直して三軒目。初日に行った食堂へ。予想どおり時間がなかったので、魯肉飯を弁当で持ちかえることに。画像がそれ。魯肉飯と味付け卵だけを注文して、お勘定したら100元だって。おかしい・・。計算したら55元のはずなのに・・。出てきた弁当を見てわかった。頼みもしないスープがついていた。商売っ気があるのは結構だが、ちょっと強引すぎるんでないかい！？むっとした表情で違う、とジェスチャーすると一応謝ってはいたが・・。そん
なこんなでバスに乗り込み、このメールを打っていたら、空港が見えてきた。ここでほっとしたところに思わぬ落し穴が待っていた・・。あわてて降りたターミナルは第一ターミナルで、僕が乗る飛行機は第二ターミナルから出発するんだった！気がついたときにはもうバスは行ってしまった・・。ターミナルを行き来するシャトルバスが来るのは三十分後だった・・。下手するとチェックインに間に合わないかもしれないと思い、タクシーで向かうことにした。近距離で申し訳ないと思いつつ乗ったのだがとんでもなかった！時間にして約三分、無事第二ターミナルに着き、お金を払おうとして驚いた！なんと120元！！ちなみにさっき乗ったリムジンバスが125元だったことを考えると、ぼったくり以外の何物ではなかった！さらに驚いたのがタクシーの窓に貼ってあった案内文で、それには、これは空港タクシーなので、支払いの際には運賃の他に五割のサービス料をもらうとのこと・・。なんじゃそりゃあ！！わけがわからない！空港に着いた時に、もしあのタクシーで台北市内
まで行ったらと思うとぞっとした！たぶん日本でタクシー乗るのとそんなに変わらなかったのではなかったろうか・・。今、日本に戻ってきて、リムジンバスの中で続きを書いている。今回はやられた。自分のまぬけさにやられた(笑)・・。おかげで良くも悪くも忘れられない旅になった(苦笑)。今回の反省を何とか次に生かしたい・・って、また台湾に行くのかよ！？

2007.03.11 Sunday

高雄には来たけれど・・。

昨日書いた通り、台湾新幹線で第二の都市、高雄にやってきた。雨の台北から約二時間あっという間だった。在来線と違って遅れもないし、駅も車両もきれいだ！全車指定席なのでゆったりしている、思えばこれが悲劇の始まりなのだが・・。昨日書いた通り帰りの列車が予約できてなかったので、改めて券売機で発売状況を確認すると、夜の列車のビジネスクラスに空きがあるとのこと。しかし値段は約二倍！とりあえずその場は買わずに列車に乗った、この優柔不断さがすごい往復旅行を演出することになるとも知らずに・・。列車は日本の新幹線をモデルにしているだけあって、外観も内装も見慣れた感じだ。外国の列車に乗ってる感じがしない。一説によると、この車両も日本で作っているとかいないとか・・。乗った感想は快適そのもの。さすが国の威信をかけて作っただけのことはある。途中で何ヶ所か駅に停まるのだが、どこの駅周辺にも何もないのだ！まるで僕が子供の頃の新横浜駅周辺のようだった。今だとつくばエクスプレスの駅周辺に似ている。これから開発されるのだろう
が、まだまだ時間が掛かりそうだ。さて、のんびりしている間に、列車が左営駅に到着。高雄にはここで在来線に乗り換えて向かうのだが、帰りの足がどうしても気になって、ビジネスクラスでもいいから予約しようとしたところで、悲劇が起こった！空いてるはずだったビジネスクラスも含め、夜の列車はすべて満席になっていたのだ！後悔先に立たず・・。明日は帰国するのだから、今日中に台北に戻らないとえらいことになる・・。そこで時間を問わず検索してみると、空きがあった、一列車だけ・・。時間を確認すると出発が一時半。着いた時間が十二時半。早い話が左営駅に着いた車両で台北にとんぼ帰りしなければいけないことを意味していた。しばらく考えた僕は売店で新聞を買った。今回高雄でもしプロ野球のオープン戦をやってたら見に行きたいと思っていて、もしあったらそれを見た後、在来線で四、五時間かけてでも台北に戻ろうと思っていたのだが、予定らしきものは載っていなかったので、ちょっともったいない気がするが、とんぼ帰りすることにした。そこで思うのだ
が、こういう列車は一時間に一本じゃ少なすぎると思う。全列車が満席になるということは言い換えれば本数が全然足りないということだ。日本の新幹線では、帰省ラッシュ以外ではありえない話だ。この辺は再考の余地があるだろう。ハード面ではほぼ完璧なことはわかった。問題はソフト面だ。この新幹線を生かすも殺すも今後の運営次第だろう・・。せめてもの救いは列車に乗る前に近くの食堂で買った鶏肉飯(チーローハン)の弁当がすごく美味しかった事だった・・。また忘れられない旅の思い出が一つ増えた。こうなれば今夜は台北で食いだおれよう！高雄と台湾プロ野球、この二ヶ所に行くために、また台湾に来ようと心に決めたのだった、お金があればね・・。

2007.03.10 Saturday

まさにフェスティバル

台湾にやってきた。多少後ろ髪を引かれる思いでやってきた。気温は思っていたほど高くなかったが、やはり湿度は高い。着いたところでメールをしようとしたところで問題発生！iモードが使えない・・。これじゃ試合経過が確認できない！いろんなところで試してみたら、ホテルの周りしか繋がらない・・・。困ったなあと思いつつ、朝が早かったのでホテルで昼寝。夕方六時に、三ツ沢に念を送ってから行動開始！お腹が空いたので台湾名物の魯肉飯(ルーローハン)を食べに食堂へ。椅子に座って、拙い中国語を話した瞬間、店員のおばちゃんの表情が変わった。苦笑いしながら日本語のわかるおばちゃんに交替。通じなかったか・・。思わずこちらも苦笑いしながら注文・・。出てきた魯肉飯をかきこむ。台湾にはおいしいものがたくさんあるがこれはぜひ食べてほしい。日本で言えば牛丼かな？食堂を出たところで一方向へ向かう大群衆を発見！何気なくついていくとランタンフェスティバルの文字。場所は中正紀念堂という、台湾建国の父、蒋介石を奉ってある場所だ
った。飾られてあったランタンについては帰ってから画像をアップしたいと思うが、いろんなランタンが飾ってあったり、ライブステージがあったりでとても楽しかった。ふと時計を見ると日本時間の九時を過ぎていた。iモードが使えないので、居ても立ってもいられなくなり友達に電話。どうだったと聞くと、0-1という返事・・。ダメだったか・・と、次の言葉が横浜FCが勝ったって・・。バカヤロー、1-0って言えと思いつつ、会場内で所かまわずおたけびをあげた。勝ったぞ！！！今日はJ1横浜FCのバースデイだ！みんなおめでとう！映像を見るのは帰国してからの楽しみにとっとくとして、今日は喜びに浸りたいと思う。明日は開通したばかりの台湾新幹線で第二の都市、高雄に向かうのだが、またしても問題が・・。行きは指定席が取れたが、帰りは取れなかった・・。またかよ！というわけで明日に続くのだった・・。

2007.03.10 Saturday

今日は｢ダービー｣、しかし・・

いよいよ今日は復活｢ダービー｣だ！8年分の｢想い｣を爆発させるときがやってきた!去年の雨の中の｢日スタの屈辱｣を晴らそう!きっと選手達はやってくれるだろうと思う。本当なら、他のサポーター同様いても立ってもいられないところなのだろうが、実はそうではない・・。なぜか？ずばり見に行けないからである・・。
　僕は今日から３日間、台湾に行くのだ。これは半年以上前・・つまり、日程発表はおろか、フリエがＪ1昇格なんて事が話題になる前から決まっていて、変更が出来なかったのだ・・。だから、日程正式発表前に、｢ダービー｣が２節目に来るという噂が出た時点で、｢えっ、３／１０!?勘弁してよ!何とか噂で終わってくれえ!｣という願いも虚しく、正式に決まってしまった・・。｢なんでやねん!?｣８年間、待ちに待ったのにい・・。もうこうなると、自分の境遇を恨むしかないわけで(涙)・・。｢仕方がない｣とあきらめてはいたのだが、改めて悔しさがこみ上げてくる・・。ここで今日三ツ沢に行く｢仲間達｣に一言。
みんな、今日は僕を含め、
スタジアムに行けなかった
｢仲間達｣の｢想い｣とともに
精一杯応援してきてくれい!!
僕はケータイで、試合時間中は逐一チェックして、｢追体験｣をしようと思う。海外だとパケット通信料が泣きたいくらいに高いが、そんなこと言ってる場合じゃないよなあ、ウン!と、言うわけで、今日から僕が書くのは、緊迫感も何にもない｢旅日記｣になると思うので、大きな声ではいえないが、こうご期待!?次回、僕がスタジアムに行くのは来週の等々力、そう、｢鬼門中の鬼門｣の等々力だ。はっきり言って、川崎に勝ったのを一度も見たことがない(涙)!!何とか｢横浜｣、｢神奈川｣と続く、｢ダービーのはしご｣をいい形でこなせればと思う。明日の今頃、どんな結果が出てるのか・・。それではいってきま～す(ちょい心残り)!

2007.03.09 Friday

｢ダービー｣に思ふ(競馬ではない)

サッカーで｢ダービーマッチ｣といえば、｢静岡｣や｢大阪｣、｢埼玉｣｢千葉｣などがあるが、本当の意味での｢ダービーマッチ｣は、やはりいうまでもなく｢横浜ダービー｣だ。同じスタジアムを使っているのも｢横浜｣だけだし。僕がはじめていった｢横浜ダービー｣は、確かナビスコカップだったと思う。なぜそう思うかというと、ユニフォームが違ったのだ。当時リーグ戦ではどこのチームもミズノ製のユニフォームだったのだが、その試合ではフリエがプーマ、マリノスがアディダスだったと思う。結果も覚えてなかったが、前にも書いたが当時の僕は、｢Ｊリーグバブル｣の真っ只中にいて、試合を見られただけで嬉しかった。そのあと何試合か｢横浜ダービー｣を見たが、印象に残っている試合が二つ。ひとつはフリエのホームだったような気がするのだが試合会場がなぜか国立!!｢なんでやねん!?｣と、思いつつ見に行った。確かビスコンティがゴールを決めたような気がしたんだが、真実は定かではない・・。
　それともうひとつは、今にしてみれば｢横浜ダービー｣ラストイヤーになった９８年の、｢横国こけら落としダービー｣だった。この試合のために年間シートを買った僕だった、実際はあまり行かなかったのだけれど・・。52000人以上の観客を迎えた一戦の結果は佐藤一樹のＶゴールでフリューゲルスが勝ち、ガックリして帰ったのを覚えている。この試合で僕は｢佐藤一樹｣の名を覚えた。
　ここまで読んで、｢おや?｣と思った人もいるかもしれない。当時の僕はフリューゲルスのＶゴール勝ちというよりも、マリノスのＶゴール負けでガックリした・・そう、当時の僕はバリバリの「マリノスケ｣だったのだ！だから、今回復活する｢横浜ダービー｣では、マリノスははじめて敵になるのだ。複雑な心境でないといったら嘘になる。ただ、この｢横浜ダービー｣はマリノスとフリューゲルスでなく、横浜ＦＣとＦマリノスの対戦だ。だから遠慮はいらない、去年の｢日スタの屈辱｣(去年、プレシーズン・マッチで両チームは対戦し、横浜ＦＣは惨敗したのだ・・。)を晴らすべく選手にはがんばって欲しい!インフルエンザがどうのこうの言っている場合ではないのだ!
とりあえず一言、
『トリコロールカモメ』が
何ぼのもんじゃい!!
こちとら『不死鳥』だぜ!!
去年の借りはきっちり返してやるから
覚悟しろ!!
と、威勢のいいこと書いて今日は締めよっと!!

2007.03.08 Thursday

東国原英夫

タイトルの人物、いまや｢日本一有名な知事｣と言われる、｢ひがしこくばるひでお」さん。そう、昔｢たけし軍団｣で「そのまんま東｣という芸名でタレントをしていた、新しい宮崎県知事である。僕は横浜在住なので、彼が知事選に出馬すると聞いたとき、｢何考えてるのやら・・。｣くらいにしか思わなかった。どうせ選挙のにぎやかしだよ、と・・。そんな日曜の夜、テレビを見ていてニュース速報で｢当確｣の第一報を見たとき、唖然としてしまった・・。｢宮崎県民、やっちゃったな・・。｣しかし、当選後のインタビューで、今後の県政の改革について語っていたこともさることながら、僕が感心したのはその眼差しの強さだった。｢本気だな・・。｣そう思った。宮崎県民は彼の政策と、その熱い眼差しに賭けたのだろう。｢圧勝｣という事実がそれを物語っている。全国でも保守色の強いところといわれる宮崎県。僕も何回か行ったこともあるのだが、どうも街に活気がない。近県の長崎や鹿児島の陰に隠れた格好だ。シーガイアは見事に浮き上がっていた・・。昔は新婚旅行のメッカだったらしいが、それも今は昔だろう・・。そんな宮崎県を立て直すというのは半端なことではないだろう。表現は悪いが、｢タレント知事｣というと、田中康夫前長野県知事を思い出す人も多いだろう。彼も独自路線で改革にまい進していた。しかしそんな彼も県議会などとことごとく対立し、結局は思い通りに行かず、選挙で落選したのだった・・。今回の東国原知事にも同じことが言えるのではないかと思う。彼がどんなに改革意識に燃えていても、県議会など、その後についてくる人間達が果たして彼と同じ方向に向いてくれるかどうかということだ。状況は田中知事のときと似たり寄ったりだと思う。それが出来れば｢名知事誕生｣となるだろうし、出来なければ｢口だけ男｣で終わってしまうだろう。だからといって変な妥協や取引はしないで欲しい。あの熱いまなざしで説得して、改革を推進してもらいたい。県民はそれを望んで彼を推したのだろうから・・。就任初日から早速鳥インフルエンザが発生して、就任初日から大変なことになっていたが、それも何とか乗り切り、いまや｢宮崎県の歩く広告塔｣になっている。果たして宮崎県はこの知事と県民が一致団結して｢復活｣出来るのだろうか?｢神話の国・宮崎｣なだけに是非新しい｢神話｣を作って欲しいと思う。

2007.03.07 Wednesday

｢小金ちゃん｣に憧れて・・。

今、ＮＨＫの｢ドキュメント７２時間｣を見ながらブログを書いている。同じ場所から丸３日間いろんな人や風景を撮影し、時にはそこに現れた人たちを追ってみるというドキュメンタリーで、僕は結構好きでよく見ている。
　今日のテーマは天神の屋台街。それを見ながら僕が博多に行ったときを思い出した。はじめて来たのは高校２年の夏休みに一人旅で九州一周したときだったが、当時はまだ年齢が年齢だっただけに、屋台の周りをぶらつくことしか出来なかった。今考えれば、酒飲まずに食事だけなら問題なかったんだけど、そんな勇気がなかったのね・・(笑)。
　僕が｢屋台デビュー｣を果たしたのは、社会人になって、当時ダイエーファンだった僕は、今は亡き平和台球場で、当時の黄金カード｢ダイエー対西武｣を見に行った夜だった。その時のことはよく覚えていなかったのだが、当時一緒に言った友人に聞くと、一足早く社会人になっていた僕は、大学生だった彼に、｢世の中そんなに甘くねえよ!｣なんて、さんざん説教したそうだ・・。いやあ、恥ずかしい。当時の僕といったら、自分で決めたこととはいえ、一足早く社会に出て、まだ大学で｢遊んでいた｣同級生達に対してコンプレックスと羨ましさを併せ持っていて、彼らと遊びに行くときはなんとも複雑な気分だった・・。確かに彼らとのみに行ったときは、多かれ少なかれ｢説教｣をしていたような気がする。今考えると｢しょうがねえ奴だなあ・・。｣と思うが、当時の僕はそうして、彼らに対して持っていた｢複雑な心境｣を紛らわしていたんだろうと思う。
　それから数年は、他の九州の都市にはよく行ったものの、博多には行く機会がなかったのだが、おととしからプロ野球で交流戦が始まり、ヤフードームに阪神戦を見に行ったとき、おととしと去年の２回、屋台に行った。さっきテレビでもやっていた｢小金ちゃん｣だ。実は高校生のときから有名で、絶対行きたいと思っていたのだ。酒の飲めない僕が珍しくはしごして、午前２時ごろに行ったのだが、それでもいっぱいだった!｢さすが人気ＮＯ.1屋台だね!｣なんて友達と話していたら、まもなく席が空き、約２０年来の念願を叶えることが出来た!｢焼ラーメン｣の味と、お客の幸せそうな顔が忘れられない。屋台というのは不思議な空間で、ただの居酒屋だったら、知らない人間同士が話すことなんてめったにないのだが、屋台なら知らない人とでもすぐに仲良くなれそうな気がする。それが屋台が人をひきつけてやまない理由なのだろう・・。福岡市は家族にしか屋台の営業権の譲渡を認めていないので、｢博多の代名詞｣の屋台街は衰退の一途だという。寂しい話だが、是非いつまでも続けてもらいたいものだ。残念ながら今年は行く機会はないが、また近いうちに行きたいと思う。このブログを読んで博多に行きたくなった人はいるだろうか？もしいたら、阪神ファンの方は今度の土日にでも行ってみてはいかがだろうか？え？横浜ＦＣのサポーターも行きたいって?そんなこと言ってる場合じゃないだろ?だって、
今週末は
｢横浜ダービー｣だろうが!!
９月あたりに大分戦があったと思うので、そのときにでもいかがだろうか?
正直、値段は安くないが、屋台の｢風情｣を味わえるのだったら決して高くはないと思う。
今日の｢ドキュメント７２時間｣よかったなあと思ったら、
来週最終回かい!?

2007.03.05 Monday

情熱の青

今日は別の角度から開幕戦を考えてみたい。
　開幕戦で僕が思ったことは、｢浦和すげえなあ!｣であった。それは選手の面々もさることながら、やはり圧倒されたのは、｢赤い連中｣、つまり浦和サポーターである。今回、初めて｢敵地｣として乗り込んで、悔しいけれどあの｢赤さ｣に圧倒されてしまった。実際僕もユニフォームを持っていったのだが、結局着られずじまいだった・・。あんなことは初めてだった・・。よく浦和の選手が、｢サポーターが力を与えてくれる。｣と口々に言うが、あの言葉に嘘はないだろう。それは阪神の選手もよく口にすることなのだが、この２チームの応援団には共通点がある。人数、熱狂度もさることながら、圧倒される一番の理由はチームカラーが｢膨張色｣だからではないかと思う。だから、例え一昨日の埼スタで浦和と横浜のサポーター数が同じだったとしても、浦和サポーターのほうが威圧感があるのだ。そういえば、フランスＷ杯最終予選で、日本代表のサポーターが青いゴミ袋を膨らまして手に持って、｢ボリューム感｣を出そうとしていたのを思い出す。それはいみじくも｢収縮色｣の弱点をさらけ出してしまった。どんなにたくさん集まっても｢威圧感｣がないのだ。埼スタで残念ながらそれを実感してしまった・・。いい悪いということではなく、それが｢現実｣だった・・。
　さて、｢赤｣といえば浦和のほかに思い出すのは、｢韓国代表｣だろう。日韓Ｗ杯での彼らの活躍は悔しいので書きたくない(笑)。イタリア戦でのアン・ジョンファンのゴールデン・ゴールが強烈に記憶に残っている。ただ、それ以上に印象に残っているのは、｢レッド・デビルズ｣、つまり韓国代表サポーターである。Ｗ杯でアジア勢初の４強入りは、ドイツ大会での成績(1次リーグ敗退)を見れば、サポーターによるところが大きかったと思う。実際僕も３位決定戦を韓国に見に行き、それを体感した。凄いなんてものじゃない!見に来た外国人が目を丸くしていたのを思い出す。Ｋリーグにほとんど興味を示さない国民が、それが｢国家代表｣の試合になると、文字通り｢熱狂的｣になり、テレビの視聴率も驚異的な数字をたたき出す。いや、それも当然なんだ、だって、韓国代表の試合があるときは、どこのチャンネルもその試合しか放送しないから・・。日本なら苦情が殺到しそうなものだが、逆に放送しないと苦情が来るという、国民性が日本とは全く違う国だということを考えると、まさに彼らは｢サポーター｣だったのかなと思う。あの大会、特に韓国戦では｢誤審｣が話題になったが、僕が思うに、それも｢サポーター｣のなせる業だったのかなと思う。真っ赤なスタジアムで、熱のこもった応援での中では、レフリーが冷静な判断力を失ったのも仕方のないことだったのかと思う、あってはならないことだけど・・。
　さて、話を戻すと僕もこれからは｢情熱の青｣を胸に応援して行きたいと思う。何とか三ツ沢を、日スタを、｢アウェイサポーターが来たがらないスタジアム｣に早くしたい。みんなが強くそう思って｢サポーター｣になれば、近い将来、きっと願いは叶うはず、だって、昨日の浦和だって、阪神だって昔は「お荷物チーム｣だったのだから・・。

2007.03.04 Sunday

今朝のスポーツ新聞から

横浜ＦＣは久保弾で追いつくも黒星／Ｊ１
【浦和－横浜ＦＣ】ゴールを決め喜ぶ横浜ＦＣ久保
＜Ｊ１：浦和２－１横浜ＦＣ＞◇第１節◇３日◇埼玉ス
　横浜ＦＣは徹底的に守備を固める戦術で、昨季王者を苦しめたが１歩及ばなかった。オウンゴールで先制を許したが、前半終了間際にエースＦＷ久保がロングシュートを決めて同点に追いつき、浦和の大サポーターを黙らせた。それでもＭＦ山口主将は「ある程度できたが、９０分間もたせないといけない。負けたから収穫はありません」と厳しい表情だった。(日刊スポーツ)

これが久保だ!ドラゴンだ!
Ｊリーグは３日、１５年目のシーズンが開幕した。Ｊ１初挑戦の横浜ＦＣはアウエーで浦和と対戦。元日本代表ＦＷ久保竜彦（３０）が前半４４分に約３２メートルの驚弾をぶちこみ、テレビ観戦した日本代表イビチャ・オシム監督（６５）の度肝を抜いた。引き分け寸前に失点し１―２で敗れたが、エース久保の名刺代わりの一発は迫力十分。Ｊ１でも戦えることを強烈に印象づけた。
　真っ赤なスタンドを一瞬にして黙らせた。オウンゴールで先制を許し、迎えた前半４４分。中盤右サイドでボールを受けた久保が左足を豪快に振り抜く。ゴールまで約３２メートル。ボールは緩やかなカーブを描いてゴール右上へ突き刺さった。
　「時間がなかったからシュートで終わろうと思った」。無口な久保はチームが負けたこともあって淡々と振り返る。だが、横浜ＦＣが創設９年目にしてつかんだ初のＪ１、その開幕戦にふさわしい一発だ。
　久保らしい野性味あふれるゴールに、横浜からともに移籍してきた大親友のＭＦ奥が「びっくりした」と言えば、日本代表で同僚だった浦和のＭＦ山田は「やめてほしいよね、ああいうの」と苦笑いだ。

　横浜時代の昨季開幕戦でも２ゴールを決めたが、ド派手なパフォーマンスは一切なし。ところが、この日は左手をくるくる回し、唇を突き出し、腰を振ってのドラゴンダンス。テレビで見ていたオシム監督を「あれは打った方がえらい。すごい」とうならせたが、その背景には９歳上の青年監督に恩返しができた喜びもあったに違いない。
　「悔しい。でも、負けて選手を褒めるのもなんだけど、よくやった。久保？きょうは何か起こしてくれると思った」と高木監督。勝ち点は手にできなかったが、Ｊ１王者を慌てさせた。歴史的１勝は次節、９年ぶりに復活する横浜ダービーで。もちろん久保が決める。(スポーツニッポン)

Ｊ１第１節　浦和２―１横浜Ｃ（３日、埼玉スタジアム）　
ドラゴンが代表復帰に猛アピールだ。横浜ＣはＦＷ久保竜彦（３０）が前半４４分、左足で３２メートルのロングシュート。結局は敗れたが、一度は同点とするスーパーゴールで、Ｊ１初陣で王者・浦和を十分苦しめた。
　午後３時開始の川崎―鹿島戦を川崎・等々力競技場で観戦した日本代表、イビチャ・オシム監督が、帰宅しようと腰を浮かしたときだった。その目は思わずテレビにくぎ付けとなった。１時間遅れの浦和―横浜Ｃ戦の前半のハイライトシーン。何度も繰り返される久保の得点シーンに、監督は再び腰を下ろして背番号９を凝視した。
　１点ビハインドで迎えた前半４４分に、驚がくのシーンは生まれた。右サイドでボールを受けた久保は反転してピッチ中央に向けて真横にドリブルを開始。浦和ＭＦ小野のマークが甘いと見るや、すかさず左足を一閃（いっせん）。うなりをあげて飛んだボールは、一直線にゴール右上隅に突き刺さった。
　３２メートルのスーパーゴールにスタジアムは騒然。「よかったです。時間がなかったからシュートで終わろうと思った」左拳を天に突き上げて喜びを爆発させた久保に、横浜Ｃイレブンが次々と抱きついた。
　後半に失点して善戦むなしく１―２で黒星に終わったが、久保はチームのエースとして大きな存在感を放った。日本代表コーチの一人は「スタッフミーティングでは再三、久保の名前が挙がっている。やはりあのポテンシャルの高さは魅力。この好調さを発揮していけば、代表というチャンスもあるんじゃないか」と絶賛。オシム監督も「あれは打った方がえらい」と嘆息したという。
　昨年のドイツＷ杯出場が確実と見られていた久保だが、直前でまさかの落選という悲運を味わった。オシム監督就任後も招集されず、今オフには横浜Ｍから横浜Ｃへの移籍を決めた。「代表復帰？　そんなこと考えんやろ」と新チームにすべてをささげる覚悟を示していたが、その決断は間違っていなかった。
　試合後は「シュートが少なかった。ボールは来てるから枠に飛ばさないと」と反省も忘れない。「次マリノス（１０日・三ツ沢）なんで、気持ちを出して頑張りたいです」と１週間後に待ち受ける古巣とのダービーに向け、気合を入れ直した。（スポーツ報知)

決して手抜きではないよ(苦笑)。昨日の試合についての各スポーツ新聞の記事を載せてみた。｢やっぱりプロの書く記事は、簡潔に要所を伝えてて、うまいよなあ・・。｣記事を読んで改めて感じた。

　昨日は興奮状態で、スポーツ番組のはしごをしたが、今日落ち着いて振り返ると、Ｊ１とＪ２の｢差｣というものを痛感させられた試合だった。確かに手ごたえは感じた。｢何とかやっていけるかも。｣が、それと同時に｢こんな試合やってたら勝てないよなあ・・。｣とも・・。昨日も少し書いたが、連携プレー、パス、シュートの精度の低さなど、全体的なレベルアップが必要なのはさることながら、さらに求められるのは、90分間、戦いきる｢力｣だと思う。昨日も残り５分で力尽きた・・。Ｊ２時代だったら逃げ切れたのかもしれないが、Ｊ１はそんなに甘くないということを教えられた。これらをどれだけ早く修正、克服していくかが至上命題だろう。早く｢Ｊ１のチーム｣にならなければならない。｢まだ初戦が終わったばかりで結果を求めるなんて酷だよ!｣と思うかもしれない。それはそうかもしれない、ただそれくらい危機感を持たないと、昨日の試合を見た限りでは、間違いなく苦戦の連続だ。｢すべてのチームが格上｣だということを肝に銘じ、受身にならず、積極的に、貪欲に向かっていってもらいたい。次の横浜ダービー、残念ながら行けないが、ダービーにふさわしい試合をしてもらいたい。｢善戦｣、｢健闘｣なんてフレーズはもういらない・・。あと最後に一言、どうしても書きたいことがある!

やい、宇多田ヒカル!!
なんでこのタイミングで
離婚発表するんだよ!?
おかげでスポーツ新聞の
｢ドラゴン１面｣
吹っ飛んじまったじゃねえか(怒)!!

2007.03.04 Sunday

乾坤一擲！

[けんこんいってき]－さいころを投げて、天がでるか地がでるかをかける意
運命をかけて大きな勝負をすること。(大辞林より)

今日のブログのタイトルをどうするか、埼スタの帰り道ずっと考えていた。"HERE WE GO!"か、それとも｢自滅｣か、それとも｢Ｊ1の洗礼｣・・？色々考えた挙句、山口の｢ミドルシュート｣のときに聞いていたラジオの実況で、ニッポン放送の煙山光紀アナウンサーが絶叫していたフレーズを拝借することにした。まさに今日の浦和戦は｢乾坤一擲｣だった！

いつも試合開始ぎりぎりか、下手をすれば試合が始まってからスタジアムにつく僕が、今日は珍しく開始３０分前に埼スタに着いた。いや、正確に言えば、気持ちが高ぶって、早く家を出たというのが本当のところだ・・。向かっている電車の中で、クラブからスタメン発表のメールが届いた。それを見て驚いた。｢闘莉王がいない・・!?｣サブにも入っていない・・。｢何があったか知らないが、これは追い風だ!｣こちらもカズがスタメンではなかったが、それはある程度予想していたので、気にせずスタジアムに向かった。

スタジアム前では、｢赤い連中｣が余裕綽々でくつろいでいた。｢お前ら、帰るときにはそんな余裕なくしてやるからな・・。｣さらに気持ちが高ぶり、中に入る。そして２階に上がり、スタンドに出たところで、横浜ＦＣのゴール裏を見てみると・・、びっくりした、ただただびっくりした・・。僕は埼スタには何度か来ているのだが、アウェイの応援団席があんなに狭かったのは初めてだった・・。｢やっぱりまだまだマイナーなんだなあ・・。｣厳しい現実を痛感させられた・・試合前から応援歌を合唱している｢赤い連中｣を見て、｢何とかこいつら黙らせたいな・・。｣と思った。

そしてキックオフ・・。が、おかしい、何かがおかしい・・。明らかに選手が固くなってる。連携ミス、パスミスのオンパレードだ・・。去年とは大幅にメンバーが変わり、戦術が浸透しているか心配していたのだが、それ以前の問題だった・・。だからスーパーカップ同様、コンディション最悪の浦和にさんざん攻め込まれた・・。菅野だけは去年同様ファインセーブを連発していた。｢みんな、落ち着け!『ハマナチオ』を思い出せ!!｣心の中で叫んだ!　ちなみに｢ハマナチオ｣とは、イタリア代表の｢ゴール前に鍵をかけたような｣堅い守備を、イタリア語で｢鍵をかける｣という意味の｢カテナチオ｣に、横浜の｢ハマ｣を掛け合わせた造語である。しかしみんな浮き足立ったままだった。｢このままだとえらいことになる・・。｣予感は的中した・・。
前半25分、ポンテの小野へのパスを早川と和田が｢押し込んで｣浦和先制・・。｢やってしまった・・。｣今日は、いや、今シーズンはどうなってしまうのか、不安を通り越して怖くなった・・。
しかし、その流れを変えるプレーがあった。先制され、さらに引き気味だった攻撃陣に、｢喝｣と｢勇気｣を与えたのが、冒頭の山口の｢乾坤一擲｣の｢ミドルシュート｣だった!
　それを境に、だんだん硬さが取れてきて、パスが繋がりだし、選手達が前を向くようになってきた。｢何とかなるかもしれない!｣そう思った前半終了直前、出た、出ました!まさに驚天動地!
ドラゴン、｢乾坤一擲｣の
超ロングシュート!!
　僕は逆のゴールサイドから見ていたので、一瞬何が起きたのかわからなかったが、黙り込んだ｢赤い連中｣を見て、すべてを悟った!
｢すげえ、すげえよ、ドラゴン!!｣
全身に鳥肌が立ち、全身が震えだし、涙が出そうになった!角度といい、高さといい、あれでは山岸もどうしようもないだろう。｢もう、こんなの見たら、今日負けてもいいや!｣そう思った。そのまま前半終了！

そして後半、フリエは｢元通り｣になっていた。Ｊ2の時の堅い守備を発揮しだした。浦和はパスが繋がらず、シュートまで持っていけなくなっていた。
｢見たか浦和よ、
これがＪ２を制した『ハマナチオ』だ!!｣
ワシントンなんか完全に眼中になかった!「これで１回でも決定機があればなあ・・。｣しかし、フリエの選手達も疲れていた。攻撃から守備への戻りが遅くなっていた。選手は滝沢が内田に代わっただけ・・。｢強引にドリブルで切り込まれたらやばいなあ・・。｣そんなことを考えた残り５分、ゴール前の混戦でこぼれ球を永井がドリブルで切れ込んでシュート!さすがの菅野もあれは無理だった・・。ＤＦ陣のカバーも一歩及ばなかった・・。そして試合終了・・。

　かくして｢復帰戦｣は終わった。結果は悔しく、残念だった。試合の展開次第では勝てないまでも引き分けだったかもしれない。「やはりオウンゴールが・・。｣である。試合を見ていて思ったことで、一番痛感したのはパスの精度があまりにも低すぎたということだ。Ｊ２では拾われなくても、Ｊ1ではことごとく拾われ、チャンスにされてしまうのだ。また逆に、そういう相手のミスを確実に突けなければ、Ｊ１で勝つことは難しいだろう・・。それと｢判断のスピード｣がまだまだ遅い。｢優等生｣から｢新入生｣が、今日はたくさんの｢宿題｣をもらった。これからこの｢宿題｣を出来る限り早く｢終わらせ｣なければならない。そうしなければ｢落第｣が待っている。とにかく今日の敗戦を糧にして、次節の｢横浜ダービー｣に備えて欲しい。
　あと、対戦相手の浦和についてだが、勝つには勝ったが、辛勝で、とても｢王者｣の試合ではなかった。闘莉王がいない事を差し引いても、スーパーカップのときと同じで、本調子には程遠いといった感じだった。去年のような怖さは感じなかった。こうなると、オジェック監督の戦術がフィットしていないということなのか・・。これではＡＣＬも厳しそうだ・・。
　話を戻すと、今日の｢主役｣はドラゴン、｢準主役｣は菅野だろう!この２人には、｢青いユニフォーム｣が待っているかも・・。

2007.03.02 Friday

いざ出陣!

いよいよ明日はＪ1開幕だ。｢Ｆの悲劇｣から８年・・。明日、いよいよ｢復帰｣第１戦を迎える。長かったようで短く、また短かったようで長かったこの８年間。フリューゲルス消滅の危機を迎えたときに当時のエンゲルス監督が試合後に、｢誰でもいい、助けてくれ!｣と訴えていたのを思い出す。そのエンゲルスは、今では浦和のコーチだ。その浦和と｢復帰戦｣で戦うというのも、因縁めいたものを感じる・・。
　確かに、９９年に特例でＪＦＬに参入して迎えた初戦のジャトコ戦も感慨深かった。あの時はフリューゲルスサポーターの｢執念｣を感じずに入られなかった。わずか数ヶ月で｢寄せ集め｣ながら、何もないところから、クラブ、チームを作り、そしてＪＦＬ参入で２年連続優勝。これだけで十分｢奇蹟｣だ。｢念ずれば花開く｣という言葉を地で行った｢Ｊ昇格｣だった。
しかし、そこからが大変だった・・。やはりＪＦＬとＪ2では力には大きな差がある。野球で例えれば、ＪＦＬは社会人野球で、Ｊ2はＢクラスのプロ野球チームといったところか・・。なかなか上位に食い込むことが出来ず、下位に低迷していることが多かった・・。
　ここからは当時思っていたことを正直に書こう。クラブ発足から僕は、ソシオ会員やクラブメンバーとして、微力ながらクラブを支えてきたという自負があるが、｢ず～っとＪ2かもな、このクラブ・・。｣と思ったことが何度もあった。特に足達監督のときは・・。何しろ勝てる気がしなかった。クラブには何度も解任を求めるメールを送った。結局、２００５年シーズンは惨敗だったにもかかわらず、足達監督の続投が決まったときは正直失望した。２００６年も昇格は無いと覚悟した。そう思ってただけに、開幕戦で愛媛に敗れ、足達監督が解任されたときは本当にほっとした!｢クラブめ、ようやく俺の言ったことがわかったか!｣そこまでは僕の｢想定内｣だった。が、ここからクラブ、チーム、そしてサポーターに起こったことはいい意味での｢想定外｣だった。監督経験のない高木コーチが昇格したのは、今年一年で指導者としての経験をつませ、来年以降の昇格を目指すのだと思っていた。僕も、足達監督が今年一年やっても、ひどい成績だと思っていたから、今年は成績を問わず、暖かい目で見ようと思っていたら、あの快進撃・・。高木監督の戦術と、それを後押しする適切な補強と、現場とフロントの｢一体感｣というものを、このクラブをず～っと見ていて、このとき初めて感じた。そして僕が昇格を確信したのは、シーズン最後の柏戦だった。1-3の劣勢から｢勝ちに等しい｣引き分けに持ち込んだのを見て、｢これで決まった!｣と思った。そして昇格・・。
　明日、いよいよ新生｢横浜ＦＣ｣が産声を上げる。ドラゴン、カズの２トップは実現するのか?奥は?内田は?小村と山口は？チームの顔ぶれも去年とはだいぶ違うが、そのメンバーでどんなサッカーをするのか楽しみだ。
　もちろん相手は強豪だが、大事なことは自分達のサッカーをすることだ。
それが出来れば、結果はとにかく、いい試合が出来るのではないかと思う。
明日は埼玉スタジアムに行くのだが、正直言ってかなり怖い・・。それは例えるならば、甲子園球場に応援に行く、横浜かヤクルトファンの気分だ。野球でホームアンドアウェーを実感するのが甲子園なら、サッカーでは埼玉スタジアムか、駒場スタジアム、つまり、浦和レッズのホームゲームである。
　けど負けない。こっちには８年分の｢想い｣があるのだ。｢格下｣チームが｢王者｣相手にどんな試合をするか、阪神ファンの方にも、明日は是非注目していただきたいと思う。きっと損はしないと思うので・・。

2007.03.01 Thursday

星をください

こんな歌がある。
｢星をください｣ by THE BLUE HEARTS

星が見えますか　星が見えますか
ああ　星が　そこから星が見えますか
いくら見上げても　僕には見えません
ああ　星が　今日の僕には見えません
願いをかける　星さえ見えず
そんな気持ちなんです
都会の空に星をください　雲のすきまに星をください

僕の青春時代の一曲だ。なぜ唐突にこの歌のフレーズを載せたかというと、この歌のような光景に出会ったからである。
それは先月行った沖縄で、宮古島の西平安名崎という、島の突端に行ったときのことだった。夜の海が見たくなり、車を走らせそこまで行った。しかしあまりに暗すぎて海など見えなかった。確かに周りには民家もなく、展望台があるだけだった。がっかりして、車に乗ろうと思って、ふと空を見上げたその瞬間、僕は凄いものを見た。まさに｢満天の星空｣がそこにあった！生まれてこのかた、あんなにきれいな星空を見たことはなかった。普段は見えない小さな星まで見えて、まるでプラネタリウムを見ているかのようだった。何も言わず、何も考えず、しばらく空を見上げていた。この年になって星空を見て感動するなんて夢にも思わなかった・・。今回の沖縄旅行で一番印象に残った風景であった。
そして昨晩、ふと仕事場から空を見上げた。雲ひとつ無かったにもかかわらず、星が見えないのである。思えば、それがいつも見ていた｢星空｣で、今までだったら何も感じなかっただろうが、その時は宮古島の夜空とオーバーラップしてしまった・・。｢東京には空が無い・・。｣高村光太郎の詩の一節を思い出した。東京はネオンや街灯などの街明かりで、街全体が明るいので、小さな星の光など消されてしまうのだというが、それだけでなく、空気が汚いと光を反射しにくいという話を聞いたことがある。確か日本のどこかに｢星空が日本一きれいに見える町｣と謳って町おこしをしていたところがあったと思うのだが、今度機会があったら是非行ってみたいと思った・・。
　あなたの街に、｢星空｣はありますか・・？

｢六甲颪｣に"Wings of Freedom."

2007.03.31 Saturday

艱難辛苦を乗り越えて( 笑)・・

2007.03.30 Friday

球春到来!!

2007.03.29 Thursday

イムジン河

2007.03.28 Wednesday

"無責任一代男"よ、永遠なれ!!

2007.03.28 Wednesday

桜の花咲く頃・・

2007.03.26 Monday

ああ、朝青龍

2007.03.26 Monday

｢俺達の丘 三ツ沢｣

2007.03.25 Sunday

Welcome to "BLUE HEAVEN"

2007.03.24 Saturday

政治的・・？

2007.03.22 Thursday

〒113-8311 東京都文京区サッカー通り JFAハウス内

2007.03.22 Thursday

｢公共財｣

2007.03.21 Wednesday

はえぬき

2007.03.19 Monday

Remember"SNOW BRAND "

2007.03.18 Sunday

ハマナチオ崩壊・・。

2007.03.16 Friday

HONESTY

2007.03.15 Thursday

やっとこさ・・。

2007.03.15 Thursday

莫迦と阿呆のからみあい

2007.03.14 Wednesday

We're "BACK"!!

2007.03.12 Monday

再見、台湾！

2007.03.11 Sunday

高雄には来たけれど・・。

2007.03.10 Saturday

まさにフェスティバル

2007.03.10 Saturday

今日は｢ダービー｣、しかし・・

2007.03.09 Friday

｢ダービー｣に思ふ(競馬ではない)

2007.03.08 Thursday

東国原英夫

2007.03.07 Wednesday

｢小金ちゃん｣に憧れて・・。

2007.03.05 Monday

情熱の青

2007.03.04 Sunday

今朝のスポーツ新聞から

2007.03.04 Sunday

乾坤一擲！

2007.03.02 Friday

いざ出陣!

2007.03.01 Thursday

星をください

｢俺達の丘　三ツ沢｣